集集大怪獣
Chichi, the Monster集集大怪獣
-
台湾/2000/中国語/カラー、モノクロ/ビデオ/10分
監督・撮影・編集・録音:林泰州(リン・タイジョウ)
音楽:謝朝鐘(シェ・チャオジョン)
アニメーション:林泰州、喬慰萱(チャオ・ウィシェン)
製作:喬慰萱
提供:林泰州
Lin Tay-jou
8F, 270, Chungshan Rd., Touliu, Yunlin 640 TAIWAN
Phone & Fax: 886-5-5331707
E-mail: lintj@pine.yuntech.edu.tw
1999年、台湾の「921大地震」の10日後、祖父母の住む集集(チイチイ)を訪れた4歳の瑞照と6歳の瑞甫。その後、子どもたちの絵には災害地の描写が頻繁に現れるようになった。アニメーションと効果音を使い、子どもたちの素直な想像世界を映画化した作品。
【監督のことば】本作品は偶然の産物だった。1999年のある夏の日、私は別の映画作品の音楽を作っていた作曲家、謝朝鐘の家にいた。もうすぐ引っ越す新しい家のきれいな絵を描く彼の2人の息子、瑞照と瑞甫の姿を暇があれば撮っていた。
しかし2000年に入って初めて新築の家を訪れてみると驚くことにこの2人の子どもたちの絵には「集集921地震」前とは全く違う、殺伐とした描写が含まれていた。
マグニチュード7.3 を記録した「集集921地震」は1999年9月21日に台湾で発生し、2300人以上の犠牲者を出した。
林泰州(リン・タイジョウ)
1968年、台湾生まれ。現在は台湾にある国立雲林科技大学ビジュアル・コミュニケーション・デザイン学部で講師をつとめる。彼の映画、ビデオ作品は国内外から高い評価を受けている。実験的なものから、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリー、インスタレーションまで幅広い。本作は子供向けに作られた初めてのドキュメンタリー作品である。作品歴は『Develop』(1990)、『Afterimage』(1994)、『Landscapes in the Dream』(1996)、『Waves』(1997)、『A Piece of Work for Myself』(1999)、『The Money that Kills』(2000)、『Blue Plague』(2001)。 |
●アジア千波万波|夢の中で|愛についての実話|移民者の心|僕たち|線路沿い|不幸せなのは一方だけじゃない|この冬|ジャリマリ|夢の王|友人、スー|パフォーマンス|母の家は入り江|アテフェと水|Blessed ―祝福―|MAYA|団地酒|異相|村の新しい一歩|別れ|パンジーと蔦|空色の故郷|居留―南の女|ニュースタイム|マージナル|種まき|塩素中毒|集集大怪獣|ミックス・フルーツ・バナナ・スプリット|セールス|落ちて行く凧|時の行進|昔むかし|HUMMADRUZ 〜大地の呼び声〜|水と消えゆく ●アジア千波万波招待作品|ミュージシャン|日蝕|騒音の向こう側|「流離島影」シリーズ|03:04|南之島、男之島|西の島|専売特許・釣魚島|サイレント・デルタ ●審査員|佐藤真|チャリダー・ウアバムルンジット ●アジア千波万波スペシャル|ノンプロフィット・フィルムの現在/新たな文脈を求めて |