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アジア千波万波 [韓国]

パンジーと蔦

Pansy and Ivy
- 韓国/2000/韓国語/カラー/ビデオ/60分

監督・編集・製作:ケ・ウンギョン
撮影:ケ・ウンギョン、パク・チウォン
録音:イ・ソンチョル
提供:ケ・ウンギョン
Kye Un-kyoung
Soo-young-gu, Namchun1dong
New Beach Apt. 50, 9dong 1405ho, Pusan KOREA
Phone: 82-16-582-2533
E-mail: belle272@hanmail.net

スジョンとユンジョンは20代、30代の姉妹で、生まれつき身体障害者だ。彼女たちの人生の関心事は、他の女性と同じように、恋愛、セックス、結婚をして子どもを産むということ。2人は社会生活を営むにあたって恋に落ち、別れを経験し、アダルトビデオを鑑賞し、自分の子どもをもつことを夢見る。映画監督はそんな2人の姿を、非常に密接しているが決して保護者的ではないまなざしを注ぎ、記録してゆく。姉妹は障害にかかわらず、笑顔を絶やさず歌を歌い、人生を謳歌するが、周囲の人の声をきくと韓国の伝統的価値観が容易には変わらないことを知らされる。



【監督のことば】一般的に健常者は、障害者をどのような視線でとらえるべきか分かっていないのではないか。障害者に対する偏見がその理由かもしれないし、近くで障害者に接したことが一度も無いせいかもしれない。そんな思いから私はこのドキュメンタリーの製作を始めた。これまでに作られた障害者に関するドキュメンタリーといえば、困難な人生を生きている障害者の姿、あるいは障害者の成功談を描いたものがほとんどである。そこで私は、スジョンとユンジョンの姿を通して、障害者の日常生活を描いてみたいと思った。障害者としてのスジョンとユンジョンではなく、結婚を夢見る2人の女性という点に焦点を当て、夢を実現させるために努力している彼女たちの日常生活を提示することによって、観客に彼女たちの存在をより身近に感じてほしいというのが、このドキュメンタリー製作の第一の目標である。

 

- ケ・ウンギョン

1972年、韓国プサン生まれ。1991年プサンのキョンソン大学演劇映画科入学。1996年ニューヨーク大学ブルックリン校入学。1996-1998年、アメリカPBSTVの教育番組で『Teen Violence on Television』、『TV as an Education Tool』など座談会や短編ドキュメンタリーを多く演出する。1998年テレビドキュメンタリー製作課程卒業、美術学修士取得。1999年7月、韓国に帰国。1999年よりドキュメンタリー製作や映画理解などをテーマに多数の講義を行う。1999年よりプサン・アジア短編映画祭の執行委員および予備審査委員を務める。1999年よりプサン批評家協会とプサン独立映画協会に所属。2001年現在、プサン芸術文化大学兼任教授として在職中。


アジア千波万波夢の中で愛についての実話移民者の心僕たち線路沿い不幸せなのは一方だけじゃないこの冬ジャリマリ夢の王友人、スーパフォーマンス母の家は入り江アテフェと水Blessed ―祝福―MAYA団地酒異相村の新しい一歩別れパンジーと蔦空色の故郷居留―南の女ニュースタイムマージナル種まき塩素中毒集集大怪獣ミックス・フルーツ・バナナ・スプリットセールス落ちて行く凧時の行進昔むかしHUMMADRUZ 〜大地の呼び声〜水と消えゆく ●アジア千波万波招待作品ミュージシャン日蝕騒音の向こう側「流離島影」シリーズ03:04南之島、男之島西の島専売特許・釣魚島サイレント・デルタ ●審査員佐藤真チャリダー・ウアバムルンジット ●アジア千波万波スペシャルノンプロフィット・フィルムの現在/新たな文脈を求めて