別れ
FarewellJakbyeol
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韓国/2001/韓国語/カラー/ビデオ/84分
監督・脚本・撮影・編集・録音・製作:ファン・ユン
音楽:キム・ドンボム
提供:ファン・ユン
Hwang Yun
608-401 HyunDai Apt. Kkum-maul
Guin-dong Dongan-gu Anyang-shi Kyung-ki-do KOREA
Phone: 82-17-727-7636
E-mail: ecofilm@chollian.net, sailor21@hanmail.net
ヘジンは動物園のどう猛動物の部署でボランティアをする若い女性。あるとき、ひ弱で臆病な子トラが生まれた。野性を失った母トラは授乳を拒み、動物園の管理人たちが代わりに育てることになった。クレーンと名づけられた子トラをヘジンは子犬のようにかわいがり、ボランティアとしての契約期間が終わるまでの数ヶ月、その遅い成長を見守る。
ヨンジュンは負傷をした野性動物の救済活動に従事する獣医だ。銃傷を負ったりワナにかかったりして負傷し死ぬ、数多くの動物を見てきた彼は、生態系の未来に疑問を抱き始める。2人の話は現代における人間と野性動物の共生にまつわる複雑な問題を提示する。
【監督のことば】去年の冬に出会った、檻の中の動物、野生動物と彼らの面倒を見る人々についてのドキュメンタリーである。極力、映画の中での誇張表現は避けて、これらの動物の真の姿を見せようと努力した。残念ながら、映画の製作過程で出会った動物は痛みと不幸でいっぱいだった。これが現在、韓国に住む動物の実体である。しかし不幸な動物は私の国だけではなく、世界中の至る所にいる。動物への虐待は増え続け、今までにない速度で動物たちはこの地球から消えていっている。このように動物を苦しめてしまう人間であることの罪の意識からこの映画を作った。私は動物と過ごした時間を通じて、彼らが単なる肉体を持ち合わせた生き物ではなく、感情や魂を持った生き物なのだと気づいた。苦しみのまっただ中にある時でさえ、多くのことを気づかせてくれた。
ファン・ユン
1972年、ソウル生まれ。ソウルにある梨花女子大学で英文学を専攻。インディペンデント映画作家として活動している。作品歴は『Meat』、『The Natural Beings』、『A Star Story』(3作とも1997)などの助監督を経て、『A Piece of Advice at a Bus Stop』、『Red and Yellow Leaves 』(両作とも1998)などを監督。次作『A Winter Night Story』(2000)は第26回韓国インディーズ短編映画祭を始め韓国の数々の映画祭に出品している。 |
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