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アジア千波万波 [韓国]

空色の故郷

Sky-blue Hometown
Ha-neol-sack Go-hyang
- 韓国/2001/韓国語、ロシア語/カラー、モノクロ/35mm/93分

監督・脚本・編集・製作:キム・ソヨン
撮影:ニコライ・ゲラシモフ
録音:ソ・ウォンジョン
音楽:キム・ジュンソン、ヒョン・ドク
製作会社・提供:シネマヤ
CINE-MAYA
A-302 Hansol-town, 17-7 Guwal 2-dong
Namdong-gu Inchon KOREA
Phone & Fax: 82-32-464-9259
E-mail: ksy0418@yahoo.co.kr, jipshin@hotmail.com URL: www.skybluehometown.com

朝鮮系ロシア人2世の芸術家ニコライ・シン(シン・スンナム)の物語と絵を通して、忘れられていた1937年のスターリンの強制移住政策が引き起こした悲劇が生々しく再現される。朝鮮系ロシア人は、行き先も知らないまま強制的に移住列車に乗せられた。時には、水も食料もトイレも無い列車に20日間も揺られねばならなかった。当時9歳だったニコライ・シンと他の生存者たちは、先に死ぬのは子供と老人だったことなど、若いころの辛い記憶を辿る。30才そこそこの韓国の女性新人監督が35mmフィルムで撮影した、この壮大なドキュメンタリーは、まさに珠玉の作品である。



【監督のことば】旧ソ連や中央アジアの少数民族として、韓国朝鮮系の人々が耐え忍んできた傷や恨(ハン)の苦難を表現するよりはむしろ、歴史に翻弄されてきた人々の真剣な願い、そしてその失われた夢を、今の時点で伝えたいと思った。

 

- キム・ソヨン

1968年、ソウル生まれ。1992年に韓国外国語大学を卒業。フランス文学専攻。ドキュメンタリー映画『Tail of City』助監督。1994年にはフィクション映画『The Nail』のスクリプター、そして、1996年には劇映画『Coup d'Etat (クーデター)』の助監督を務める。本作品はソウル国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリ、そして、プサン国際映画祭韓国ドキュメンタリー部門で最優秀賞をそれぞれ受賞した。


アジア千波万波夢の中で愛についての実話移民者の心僕たち線路沿い不幸せなのは一方だけじゃないこの冬ジャリマリ夢の王友人、スーパフォーマンス母の家は入り江アテフェと水Blessed ―祝福―MAYA団地酒異相村の新しい一歩別れパンジーと蔦空色の故郷居留―南の女ニュースタイムマージナル種まき塩素中毒集集大怪獣ミックス・フルーツ・バナナ・スプリットセールス落ちて行く凧時の行進昔むかしHUMMADRUZ 〜大地の呼び声〜水と消えゆく ●アジア千波万波招待作品ミュージシャン日蝕騒音の向こう側「流離島影」シリーズ03:04南之島、男之島西の島専売特許・釣魚島サイレント・デルタ ●審査員佐藤真チャリダー・ウアバムルンジット ●アジア千波万波スペシャルノンプロフィット・フィルムの現在/新たな文脈を求めて