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マーヤーのために
For Maya
インド/1997/英語/カラー/16mm/38分

監督・脚本・ナレーター:ヴァスダー・ジョーシー
撮影・製作:ランジャン・パリット
録音:スレーシュ・ラージマーニー
編集:リーナー・モーハン
音楽:シュバー・ムドガル
製作・ヴェクター・プロダクションズ
提供:ファウンデーション・フォー・ユニバーサル・レスポンシビリティー


ヴァスダー・ジョーシー
Vasudha Joshi


1957年生まれ。デリー大学で社会学、ロンドン大学で現代文化研究、教育社会学を学ぶ。ロンドンのバンドン・プロダクションズでレポーター及びリサーチャーとして働いた後、デリーのPTIテレビと契約し、インド東部からのリポートを発信するフリーの記者となる。1988年、ランジャン・パリットと共にドキュメンタリー製作のためヴェクター・プロダクションズを設立。監督作に『Baliapal』(共同監督、1988)、『The World’s Largest Democracy 』(1989)、『Follow the Rainbow』(1991)、『Mahila Samakhya, Banda-a Report』、『Sasha』(1994)、『A Report on Mahila Samakhya, UP』(ムンバイ国際映画祭Silver Conch賞受賞、1996)、『Changing Dimensions』(1998)。

クマーウンやガルワールなどのヒマラヤ地方を舞台に、一家の女性たち3世代を描く。4世代目はこれから成長を迎える小さな少女だ。個人史的な逸話とすばらしい映像を通 し、女性のライフスタイルと社会的地位の推移の歴史がひもとかれる。撮影を担当したランジャン・パリットは、’97年「アジア千波万波」で紹介した『魂たちへの歌』の監督。
【監督のことば】

『マーヤーのために』はインド独立50周年を記念する、ドキュメンタリー・シリーズ「India's Quest」の一環で製作された、ジェンダーに関する30分の作品である。
女性の人生に関する近年の変化は全く劇的なもので、特に中流階級において飛躍的だ。そこで私は家族3世代を撮影し、世代を通 してその変化を辿ろうと考え始めた。
ちょうどその頃、私は母の「日記」のようなものに目を通していた。母は65歳を過ぎ、回想録を書き始めたのだった。そこで、私自身の家の女性たちを通 して映画を作ろう、と思い立ったのだ。
この作品は家族の中の3世代、そして現在4世代目となる女性たちに渡る変化を追う。母、姉、まだ子どもである私の娘、そして姉が幼少期に語って聞かされた祖母の逸話を取りあげる。
作品では、家族内で女性の新しい世界観がいかに家父長的規範に取って代わってきたかを観察し、女性を「良き婦女子」へと社会化するために使われたいくつかの神話を探求する。
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COPYRIGHT:Yamagata International Documentary Film Festival Organizing Committee