亀井文夫特集 [参考上映]
モデルと写真家
The Models and the Photographer-
1958/モノクロ/16mm(原版35mm)/27分
演出:中村正也、小山内治夫
撮影:瀬川浩
編集:守随房子
解説:竹脇昌作
製作:大野忠、川崎善弥
製作会社:日本ドキュメント・フィルム社、東宝芸能
提供:日本ドキュメント・フィルム
写真批評家協会1957年新人賞を受賞した中村正也が、8人のモデルを使い、スタジオや海岸でヌードとグラマー写真をどのように撮影していくかを描いたドキュメンタリー。アングル、ライティング、モデルとのコミュニケーション、背景との構成によって写真がどう変化するか。カメラマンのアイディアとユニークな状況設定で、女性をより美しく表現してゆく。1926年生まれの中村正也はのちに広告写真家協会々長となる。日本のピンク映画の始祖は、1962年の『肉体市場』(小林悟監督)、『肉体自由貿易』(本木荘二郎監督)、1963年の『情欲の洞窟』(関孝司監督)などとされるが、この作品はピンク映画登場前の重要なエロティック映画として位置付けられている。