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新しい土地
New Earth
Nieuwe Gronden
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1933/オランダ/モノクロ/30分/35mm
監督:ヨリス・イヴェンス
撮影:ヨリス・イヴェンス、ヨープ・ハウスケン、ヘレン・ファン・ドンゲン、ション・フェルンアウト、エリ・ロタール
編集:ヨリス・イヴェンス、ヘレン・ファン・ドンゲン
音楽:ハンス・アイスラー
バラード作詞作曲:ジュリアン・アレント、エルンスト・ブッシュ
ナレーション:ヨリス・イヴェンス
製作会社:CAPIアムステルダム
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1930年、『われらは建てる』(1929)のうちのゾイデル海における建設作業のエピソードを基に、イヴェンスはより長い映画『Zuiderzee』を作っていた。1934年に再び同じ素材を使い、さらに追加撮影も合わせて作られたのがこの作品である。今回はハンス・アイスラーの刺激的な音楽と、より力強く、集約された編集スタイルにより、映画には見粉うことのない政治的メッセージが込められた。干拓作業を扱った部分で、水門が閉じられた後、映画は経済危機と労働者たちの貧困の映像を見せ続ける。イヴェンスはこれを市場経済の動きと対比して見せる―土地を干拓して農業を興すのに大きな力となった労働者たちが、続けて失業し、飢えている姿で見せられ、その一方で穀物は価格を高値で安定させるために海に投棄される。水門の閉じられるシーンはイヴェンスの全作品のなかでも最も力強い編集だろう。
■解説■
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