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波浪
Breakers
Branding
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1929/オランダ/サイレント/モノクロ/33分/35mm
監督:マヌス・フランケン、ヨリス・イヴェンス
脚本:エフ・ラスト
撮影・編集:ヨリス・イヴェンス
製作会社:CAPIアムステルダム
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『波浪』は悲劇的なラヴ・ストーリーで、オランダ海岸の町カトヴァイクで撮影された。漁師が職を失い、質屋に助けを求める。彼は質屋に金を巻き上げられるだけでなく、婚約者まで同じ男に奪われる。仕事も愛も失った彼は村を離れて海に向かって行く。監督クレジットはまずマヌス・フランケンとなっているが、この映画と『ウィグワム』だけがヨリス・イヴェンスの数少ないフィクションである。この初期作品を見ると、イヴェンスにとってフィクションが得意分野ではないことがわかる。いささか浅薄な物語のラインはしかし、しばしば大変に美しい撮影によって埋め合わせされていると言えるだろう―とりわけラストシーン、イヴェンスは前にガラスの風よけを立てたカメラをゴムの袋の上に置き、海の激しい動きを捉えて見せた。
■解説■
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