[韓国]
人はどうやって消されていくか
The Description of Bankruptcy파산의 기술記述
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韓国/2006/韓国語/カラー/ビデオ/61分
監督、編集、製作:イ・ガンヒョン
撮影:イ・ガンヒョン、キム・ギョンマン、グ・ソニ
録音:ファン・セウン 音楽:カン・ミンソク
照明:キム・ギョンマン、グ・ソニ、キム・ジンサン
製作会社:インディペンデント映画チョンニョン
配給会社・提供:インディーストーリー
霧がかったソウルの高層ビル群の合間を埋める、誰が見ているともない視線にさらされる道行く人々の動きは、ラジオから流れてくる意味のあるようでないトーク番組やニュースの声が良く似合う。働いても借金に飲み込まれる様、1987年民主化闘争の386世代の郷愁、より良い社会の名の下に犠牲を忘れ去りながら肥大化する国家経済。ポスターの重ね貼りの下を無理矢理はぎ取り、社会の表面を削り取ってみた時、何を見るのか?個人を社会から蒸発させるような乾いた空気をリズムのある編集と淡々と皮肉るナレーションでゲリラ映像詩に変換する。
【監督のことば】『人はどうやって消されていくか』は1997年前後のアジア金融危機後、破綻に陥った人々の暮らしを「韓国的状況」に合わせて構成した映画だ。しかし、映画ではこの問題をある時代の特殊なこととして扱わず、資本主義が自身の危機を克服するために、常に人々に与える普遍的な痛みとして扱っている。そして、その根源的な痛みとの闘いに利用してもらえることを願い作った作品である。
イ・ガンヒョン インディペンデント映画を制作するチョンニョンのメンバー。短編監督作品『Casual Workers--Trade Union of Contractor to Hanra Heavy Industry』(2000)は、第4回ソウル国際レイバーフィルム&ビデオ・フェスティバルで上映された。本作『人はどうやって消されていくか』はソウル・インディペンデント・ドキュメンタリー・フィルム&ビデオ・フェスティバル、ソウル・インディペンデント映画祭、チョンジュ国際映画祭で上映された。 |