アクセントをつけるということ
Accentuation-
デンマーク、韓国、日本/2005/デンマーク語、英語、韓国語/カラー/ビデオ/29分
監督、脚本、撮影、編集、録音、製作、提供:ジェーン・ジン・カイセン
アンデルセンの『Fodrejse fra Holmens Kanal til Østpynten af Amager i aarene 1828 og 1829(ホルメン運河からアマゲル島東端までの徒歩旅行 ― 1828と1829)』を中心に、作者はそのことばをアジアで解きほぐす。韓国・済州島に住む生みの親たちとの再会と、それと対照的な双子の兄との再会を経て、文化的に宙に浮いた自らの帰属性を問い、記憶を持たない空虚感を映し出す。
ジェーン・ジン・カイセン 1980年、韓国生まれ。ビデオ、パフォーマンス、インスタレーションをこなすビジュアル・アーティスト。養子となって韓国からデンマークに移住、現在ロサンゼルス在住。デンマーク王立芸術アカデミー、ニューヨークのホイットニー美術館インディペンデント・スタディー・プログラム、およびUCLAで学ぶ。作品を通して、植民地独立後およびフェミニスト的観点から、人種、階級、ジェンダーの複雑な交わりを理解することに力を注いでいる。これまで世界中で作品を上演、上映、展示してきた。 |