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東京干潟

Tokyo High Tide

- 日本/2019/日本語/カラー/デジタル・ファイル/83分

監督、撮影、編集、録音、提供:村上浩康

多摩川の干潟でシジミを獲りながら捨て猫たちと暮らす老人を通し、オリンピック直前の変わりゆく東京を捉えると共に、彼の人生に昭和から平成、令和へと続く時代の流れを反映させて描いた作品。都市の“最下流”から、環境破壊、高齢化社会、貧困問題、ペット遺棄、生物多様性など、日本が抱える様々な課題が浮き彫りになっていく。



【監督のことば】東京の涯ての干潟で出会った老人。彼の暮らしや取り巻く環境から、今の東京、そして日本が見えてきました。さらに彼の人生の歩みが日本の戦後史とシンクロし、大きな物語が立ち上がってきました。いわば彼の存在そのものが文明への批評です。しかしそのことに彼は気づいていない。だからこそ第三者がドキュメンタリーとして記録する意義があると思いました。


村上浩康

1966年9月11日、宮城県仙台市生まれ。1990年より映像制作会社勤務。2000年、フリーランスのディレクターとして独立。2001年より神奈川県愛川町を流れる中津川を舞台にしたドキュメンタリー映画『流 ながれ』の撮影を開始。10年間にわたる撮影の後、完成。文部科学大臣賞、文部科学省特選、映像技術賞などを受賞。2015年より多摩川河口干潟に取材し、2019年、『東京干潟』『蟹の惑星』の2本を同時完成。