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鯨ばんざい
Three Cheers for the WhaleVive la baleine
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フランス/1972/フランス語/カラー/Blu-ray(原版:35mm)/16分
監督:マリオ・ルスポリ、クリス・マルケル
撮影:マリオ・ルスポリ
編集、録音、コメンタリー:クリス・マルケル
音楽:ララン
ナレーション:ルイス・カサマイヨール、ヴァレリー・マイユ
製作会社:アルゴス・フィルム
提供:タマサ・ディストリビューション
マリオ・ルスポリの『鯨の人々』でコメンタリーを書いたマルケルは、共同で捕鯨についての新しい映画を作ることを決める。捕鯨が、以前のように人類が生きていくために必要とした営みではなく、巨大資本により利益を生み出すための手段と化した状況を表わした作品。
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大使館
The EmbassyL'Ambassade
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フランス/1973/フランス語/カラー/ビデオ/21分
監督、脚本、撮影:クリス・マルケル
出演:キャロル・ルソプロス、ポール・ルソプロス
製作会社:E.K.F.
提供:レ・フィルム・デュ・ジュディ
クーデターの後、大使館に避難してきた人々の様子を、スーパー8カメラでホームムービー風に描いた短編。チリの軍事クーデターから着想を得た作品で、フェミニストの映像作家、キャロル・ルソプロスとその夫のポールが出演している。
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チリからの報告:アジェンデは何を語ったか
Report on Chile: What Allende SaidOn vous parle du Chili: ce que disait Allende
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フランス/1973/フランス語/モノクロ/ビデオ(原版:16mm)/16分
監督:ミゲル・リッティン
ポストプロダクション:クリス・マルケル
提供:ISKRA
左派のアジェンデ政権樹立後、マルケルはチリで現地の映画人と交流を深め、彼らの作品をヨーロッパに紹介した。しかし1973年、軍事クーデターにより政権は転覆されてしまう。本作は、レジス・ドゥブレによるアジェンデ大統領へのインタビューを記録したもの。メキシコに亡命した監督のミゲル・リッティンに協力し、マルケルはポストプロダクションを手がけた。
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空気の底は赤い
A Grin Without a CatLe fond de l'air est rouge
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フランス/1977/フランス語、英語、他/カラー/DVD(原版:16mm)/180分
監督、編集:クリス・マルケル
ナレーション:シモーヌ・シニョレ、イブ・モンタン、ホルヘ・センプラン、ダフォ・アニシ、フランソワ・マスペロ、サンドラ・スカルナティ、ローレンス・キュヴィリエ、フランソワ・ペリエ
製作会社:ISKRA、INA、DOVIDIS
提供:アンスティチュ・フランセ
ISKRAに大量にストックしてあった、60〜70年代に世界中で起きていた政治運動についての映像資料を基に構成された、4時間にわたる大作。第1部では、主に1968年以前の出来事を描き、第2部では、主に68年以降の出来事を描いている。20世紀の歴史のなかで、重要な転換期となった時代の貴重な証言となっている。今回上映するのは、1977年に発表されたものではなく、その後マルケル本人によって再編集されたものである。