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その他企画


YIDFF 2015 オープニング上映作品

108日 [会場]山形市中央公民館ホール(6F)

訪問、あるいは記憶、そして告白("Visita ou Memórias e Confissões")監督:マノエル・ド・オリヴェイラ/1982/35mm/68分

映画製作の借金返済のために、幾年も過ごしたポルトの自宅を手放さざるを得なくなったオリヴェイラが、1982年に制作した自伝的なドキュメンタリー映画。撮影以後、自らの死後に発表するように言づけてポルトガルのシネマテークに預けられていたが、2015年5月、カンヌ国際映画祭で初めて上映された。自らの家、家族の歴史、人生を監督自身が振り返る。さまざまな記憶が、オリヴェイラの「家」そして「世界」を構築していく。本作は、妻のマリア・イザベルに捧げられている。

今回の上映にあたっては、監督のご遺族をはじめとして、シネマテーク・ポルトゲーザの館長ジョゼ・マヌエル・コスタ氏、在日ポルトガル大使館文化部の協力を仰いだ。



特別招待作品

1010日、13日 [会場]山形市民会館大ホール、フォーラム5

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 カンボジアのボパナ視聴覚資料センターの代表も務め、YIDFFで数々の作品を上映してきたリティ・パンのアーカイブ・ドキュメンタリー『フランスは我等が故国』。45年ぶりに三里塚へ訪れた大津幸四郎の遺作となった『三里塚に生きる』。ブラジル・ドキュメンタリーの草分け的存在で、YIDFF '91では審査員も務めた故エドゥアルド・コウチーニョの『死を刻んだ男 ― 20年後』とさらにその後の20年を描いた作品を併映。日本ドキュメンタリー史に残る数々の名作を残した名プロデューサー工藤充を追悼し、プロデュース作品2作を上映する。

フランスは我等が故国監督:リティ・パン/フランス、カンボジア/2014/75分
死を刻んだ男 ― 20年後監督:エドゥアルド・コウチーニョ/ブラジル/1984/119分
エリザベッチ・テイシェイラの家族監督:エドゥアルド・コウチーニョ/ブラジル/2014/65分
ガリレイアを生き抜いた人々監督:エドゥアルド・コウチーニョ/ブラジル/2014/27分
絵を描く子どもたち ―児童画を理解するために―監督:羽仁進/日本/1956/38分
薄墨の桜監督:羽田澄子/日本/1977/42分
三里塚に生きる監督:大津幸四郎、代島治彦/日本/2014/140分


YIDFFネットワーク企画上映

109日 [会場]フォーラム5

 YIDFFネットワークは、1989年の第1回山形国際ドキュメンタリー映画祭開催にあたり、小川紳介監督の呼びかけで集まった有志によるボランティア・グループである。それ以来継続的に様々な活動を続け、毎回映画祭と協力しながら独自の視点による企画上映を行っている。

風の波紋監督:小林茂/日本/2015/100分