ともにある Cinema with Us 2015
助成:企業メセナ協議会GB Fund、公益信託荘内銀行ふるさと創造基金、
公益財団法人カメイ社会教育振興財団
公益財団法人カメイ社会教育振興財団
●10月10日−13日 [会場]山形美術館1、5
東日本大震災が起きた2011年から続くこの特集は、今回で3回目。あらたに発表された作品を中心とした上映と、震災と映画をめぐるディスカッションを行う。
2014年末には「311ドキュメンタリーフィルム・アーカイブ」も立ち上がり、ゆっくりとではあるが山形は映画を通じてこの震災に向き合う場になってきたといえるだろう。あらゆるニュースの賞味期限は数時間、マスメディアに映る顔の多くが厚顔無恥であることを恥ともしない昨今の日本では、「ともにある」とつぶやき続けるのはあまりにも繊細で非力なことかもしれない。だがそれでも続けよう。なぜなら、すぐれた映画というものは、存在しないスクリーンの奥行きに人を惹きつけるものだから。その力によって、私たちはあの震災と、そこからひろがる世界に目を向け続けることができるはずである。
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『自然と兆候/4つの詩から』監督:岩崎孝正/2015/50分
『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』監督:畠山容平/2014/87分
『波あとの明かし』監督:坂下清/2014/89分
『LIVE! LOVE! SING! 生きて愛して歌うこと』監督:井上剛/2015/100分【入場無料】
『首相官邸の前で』監督:小熊英二/2015/109分
『家族の軌跡 ― 3.11の記憶から』監督:大西暢夫/2015/89分
『息の跡』監督:小森はるか/2015/112分
『ちかくてとおい』監督:大久保愉伊/2015/53分
『フタバから遠く離れて 原発避難1475日の記録』監督:舩橋淳/2015/234分
『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』監督:遠藤ミチロウ/102分
- ディスカッション
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- ともにある Cinema with Us ディスカッション1【入場無料】
- 登壇者:相澤久美、小熊英二、北野央/司会:小川直人
- ともにある Cinema with Us ディスカッション2 DOMMUNE FUKUSHIMA!【入場無料】
- 登壇者:遠藤ミチロウ、開沼博、藤井光/司会:小川直人