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映画祭2005情報

雲南映像フォーラム


 近年注目を集める中国ドキュメンタリーの知られざる歴史と未来の萌芽を雲南省に発見した! ヴェトナムやミャンマーと国境を接する雲南は、世界と直につながる独自の文化風土を誇る。当地からゲストを招き、ふたつの切り口から新旧のドキュメンタリー作品を上映する。東北芸術工科大学・東北文化研究センターと共催。山形のあとは大阪の国立民族学博物館でも関連イベントが予定される。

ゲスト:
郭 浄(グオ・ジン)雲之南記録映像論壇主任、雲南省社会科学院
曽 慶新(ヅン・チンシン)雲南民族大学・映像人類学者
和 淵(ホー・ユェン)雲南省社会科学院・民族学研究所

109日[] 会場:東北芸術工科大学

Part 1 雲南の民族映像事情に学ぶ

社会の劇的な変化のなかで、雲南の少数民族の伝統文化も急速に失われつつある。一方、少数民族出身の研究者や映像作家たちは、自らカメラをもち、自分たちの伝統文化を映像に記録する試みを続けてきた。大学での民族文化教育では、民族映像を制作するカリキュラムが重要な役割を果たしているという。

Part1では文革前の少数民族の記録映像や、最近の民族映像に関わる作品を上映し、雲南の民族映像の試みについて紹介する。また、伝統文化の継承における民族映像の意義と課題について考える。

9:00 《民族映像の新しい試み》 会場:東北芸術工科大学図書館 AVルーム
  民族映像に関わる若手研究者、作家の作品の上映
13:30 《民族映像フォーラム》 会場:東北芸術工科大学図書館 スタジオ144
  文革前の国策による雲南少数民族の記録映像の上映
  民族文化を映像で記録することについてディスカッション
ホスト:田口洋美(東北芸術工科大学教授)、六車由実(東北芸術工科大学助教授)


1011日[火] 会場:山形市中央公民館4F、瑳蔵(さくら)

Part 2 雲南映像の新風 

2005年3月、〈雲之南記録映像論壇〉という名の画期的な映画祭が開催された。全国から集められた約100作品から選ばれた15本の「コンペティション」、若い感性が輝く荒削りな25本の「青年論壇」、自然環境保護や民族文化の継承を謳う社会運動の映像活動を紹介する「社会教育」部門。海外からは土本典昭監督の水俣作品をはじめ、16本が上映された。

ここに結集したのは中国ドキュメンタリーの未来を予感させる、作り手と観客の活力だった。上映された秀作は山形でもインターナショナル・コンペティションとアジア千波万波でごらんいただける。ここでは、雲南という土地柄の魅力をご堪能ください。

10:30 新作上映 会場:山形市中央公民館4F
18:30 
民族楽器の演奏家・伊藤悟による笛の演奏 会場:瑳蔵
19:00 報告
「雲之南記録映像論壇2005」、シンポジウム「中国ドキュメンタリーの新風」 会場:瑳蔵


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