山形国際ドキュメンタリー映画祭2005 数で見る応募全体像
●全応募数(インターナショナル・コンペティション、アジア千波万波の両プログラム)
今回の作品募集は2004年9月1日から2005年5月31日まで行われ、全応募作品数は過去最高の104の国と地域から1,628本でした。(2003年:98の国と地域から1,454本)
初回(1989年)の221本に比べると約7倍の数になり、この増加の主な要因には山形映画祭の周知、小型ビデオの登場による映画製作者の増加、パソコンの普及、フィルム・ビデオ作品を問わない受付が上げられます。
応募の多い主な国別で見ると、日本(286本)、アメリカ(166本)、ドイツ(126本)、中国(113本)となっています。
また、共同製作国は全体の約20%をしめており、次回2007年も増加が予想されます。
●プログラム別による応募数
インターナショナル・コンペティションの応募数は94の国と地域から950本(前回902本)。応募の多い主な国別で見ると、アメリカ(135本)、ドイツ(114本)、フランス(98本)、日本(70本)。
アジア千波万波の応募数は49の国と地域から678本(前回833本)。応募の多い主な国別で見ると、日本(216本)、中国(93本)、インド(58本)、台湾(43本)。
前回2003年は、応募者が両プログラムへ応募できる重複応募が可能でしたが、今回は応募者がどのプログラムへ希望しているのか意志を確認する上でも、ひとつのプログラムを選択する応募方法に切り替えました。
●上映形態や撮影素材
フィルム作品16%、ビデオ作品84%で、ビデオ作品の普及率が明確に表れ、HD(ハイビジョン)カメラで撮影する製作者も多く見られました。
フィルム作品でも、ビデオで撮影した素材を35mmへブローアップした作品が圧倒的に多数でした。
●応募方法
本映画祭ホームページを通じたオンライン応募が79%、印刷された応募用紙21%を大きく上まわりました。ビデオとパソコンの普及の波に寄せられ、ビデオ作品の応募が増加すればするほど、オンラインの応募数が増えていく正比例な関係が表れた結果になりました。
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