Program 12
世附の百万遍念仏・獅子舞
A Million Prayers for Amitabha Buddha and the Lion Dance of Yozuku- 1971/カラー/デジタル・ファイル(原版:16mm)/25分
演出:野田真吉
撮影:鈴木正美、金井勝
音楽:助川敏弥
解説:高島陽
企画:神奈川県教育庁文化財保護課
製作:神奈川ニュース映画協会
提供:神奈川県
神奈川県足柄上郡山北町にある曹洞宗能安寺で行われてきた、およそ600年の伝統をもつ念仏信仰。滑車にとりつけられた302個の大きな珠数を、男たちが回転させ、念仏が唱えられていく。やがて獅子舞や神楽がはじまり、最後に集落の各戸をお祓いをするために獅子舞がめぐる。
吉浜の鹿島踊 足柄ささら踊
Yoshihama's Kashima Dance, Ashigara's Sasara Dance- 1971/カラー/デジタル・ファイル(原版:16mm)/32分
演出:野田真吉
撮影:藤岡進、田中茂、金井勝、石井尋成
作曲:原正美
企画:神奈川県教育庁文化財保護課
監修、構成:永田衡吉
製作:井上修造
製作会社:神奈川ニュース映画協会
提供:神奈川県
神奈川県の小田原市から相模湾海岸西沿いの地域で行われてきた鹿島踊。8月に吉浜の素鵞神社の境内で行われる25人による踊りの奉納が記録された。また神奈川県西部の南足柄市で、土地の古老や婦人会が50年ぶりに復活させた、ささら踊りの女性たちの舞も記録されている。
鳥屋の獅子舞
The Lion Dance of Toya- 1972/カラー/デジタル・ファイル(原版:16mm)/16分
演出:野田真吉
撮影:金井勝、高坂政孝、細井靖明
企画:神奈川県教育庁文化財保護課
製作:井上修造
製作会社:神奈川ニュース映画協会
提供:神奈川県
神奈川県相模市緑区鳥屋にある諏訪神社で、300年前から続けられてきた民俗行事。神社の境内において、父獅子、母獅子、子獅子の三頭が一列に並び、笛と唄に合わせて踊る。17世紀頃から伝えられてきた素朴さを残している祈祷舞踊は、全国的にも珍しいとされる。
三浦菊名の飴屋踊り
Miura Kikuna's Ameya Dance- 1972/カラー/デジタル・ファイル(原版:16mm)/12分
演出:野田真吉
企画:神奈川県教育委員会
製作:神奈川ニュース映画協会
提供:神奈川県
夏は海水浴で賑わう神奈川県三浦半島の菊名。その白山神社で、江戸末期に伝わった飴屋踊りが、毎年10月の例祭で奉納されている。女装した男性たちが踊る、白松粉屋、子守、五段目などの演目を紹介。闘う農民、漁民たちが作り上げた野生の芸能であるとされる。
大磯の左義長
Sagicho in Oiso- 1972/カラー/デジタル・ファイル(原版:16mm)/14分
演出:野田真吉
企画:神奈川県教育委員会
監修:永田衡吉、後藤淑
製作:神奈川ニュース映画協会
協力:大磯町左義長保存会
提供:神奈川県
神奈川県の相模湾に面した温暖な気候にある大磯町の8つの集落で行われてきた、火祭りの左義長の記録。年の暮れに子どもたちが担う行事からはじまり、年明けには道祖神のための「お仮屋」が街に建つ。そして、浜辺に作った斎灯を燃やし、若者たちが海で綱引きを行う。
本牧のお馬流し
The Horse-running Ritual of Honmoku Shrine- 1973/カラー/デジタル・ファイル(原版:16mm)/13分
演出:野田真吉
企画:神奈川県教育委員会
製作:神奈川ニュース映画協会
提供:神奈川県
横浜市中区の本牧神社では、400年前から厄落としの祭りであるお馬流しが伝えられてきた。茅を素材にしたお馬たちは、祭りの前日、正装した氏子の頭上を板で手渡されて神社に入る。祭りの日は、お馬が町内を巡ったあと、港から祭礼船に乗り、海に放流される。