Program 1
農村住宅改善
Renovating Farm Houses- 1941/モノクロ/16mm/20分(戦後公開版)
監督:野田真吉
画像協力:国立映画アーカイブ
撮影:福田三郎
編集:山田耕造
音楽:服部良一
監修:竹内芳太郎
製作会社:東宝映画文化映画部、[戦後公開版]教育映画製作協同組合
提供:国立映画アーカイブ
「考現学」の創始者としても知られる建築学者 今和次郎の調査に基づき、東北地方の農村住宅の問題点、およびその改善策を示していく。現存する戦後公開版の上映となるが、野田の原点と言うべき戦時期の制作活動を伝える貴重なフィルムである。
東北のまつり・第一部
Festivals in Tohoku Part 1-
1956/カラー/35mm/11分
演出、脚本:野田真吉
撮影:植松永吉
音楽:箕作秋吉
企画:東北電力
製作:岡田桑三
製作会社:東京シネマ
提供:国立映画アーカイブ
秋田県の花巻で農民たち自身が踊り手をつとめ、神社や家々をめぐり、厄払いのために行う鹿踊りが記録されている。さらに宮城県の塩釜にある神社の港まつりでは、街を練り歩いた神輿が御座船に運び込まれ、美しい松島湾の風景の中を、漁師たちの船を引き連れてめぐる。
東北のまつり・第二部
Festivals in Tohoku Part 2- 1956/カラー/35mm/10分
演出、脚本:野田真吉
画像協力:国立映画アーカイブ
撮影:植松永吉
音楽:箕作秋吉
企画:東北電力
製作:岡田桑三
製作会社:東京シネマ
提供:国立映画アーカイブ
東北電力が火力発電所を建設した青森県八戸市では、夏の三社まつりが江戸時代から行われてきた。宮城県の仙台でも、夏には豪華な七夕のまつりが行われ、観光や商店街の売り出しに貢献している。弘前のねぷたまつりでは、扇ねぷたの山車灯籠が、街を練り歩いていく。
東北のまつり・第三部
Festivals in Tohoku Part 3-
1957/カラー/35mm/20分
演出、脚本:野田真吉
撮影:植松永吉
音楽:箕作秋吉
企画:東北電力
製作:岡田桑三
製作会社:東京シネマ
提供:国立映画アーカイブ
新潟県直江津市西横山で小正月に行われてきた一連の農耕儀礼、山形県西川町間沢で田の神を招くために行われてきたお田植の行事、そして、秋田県横手市の豪華な頭飾りで知られ、人々が激しく揉み合う大迫力のぼんでんまつりの様子が記録されている。
忘れられた土地 生活の記録シリーズ II
Forgotten Land: Record of Life Series II- 1958/モノクロ/16mm/30分
演出、脚本:野田真吉
画像協力:国立映画アーカイブ
撮影:高橋佑次
録音:大橋鉄矢
音楽:間宮芳生
解説:高島陽
製作会社:東京フィルム
提供:神戸映画資料館
青森県下北半島の尻労集落で生きてきた人々の記録。岩手から沖合にきて、大謀網で魚を捕まえていく漁船に対し、昔ながらの漁を続ける村の男たちは為す術がない。女たちは、日暮れまで田畑を耕している。貧しさにあえぐ村の子どもたちは、どのような将来の夢を抱けるだろう。