BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW Omnibus 2011/2016/2021
日本／2021／日本語／カラー／デジタル・ファイル／64分
企画：前田真二郎
監督：池田泰教、大木裕之、鈴木光、崟利子
提供：SOL CHORD
YIDFF 2017で上映した『BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW Omnibus 2011/2016』の続編である本作は、4人の作家それぞれが向き合ったこの10年が新たな作品として結晶した新編といえる。個々の日常が、時を行きつ戻りつしながらお互いに絡み合っているような、観る者に絶え間なく自由と思考を促す映画である。
【監督のことば】指示書をもとに制作された短編を集めたオムニバス・ムービー『BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW』は2011年のYIDFFで初上映された。大震災の年から5年後、10年後に、同じ指示書による映画制作を4名の監督に依頼した。本作は「未知なる明日」「過ぎ去った昨日」と対峙する人間の記録であり、12日間を基軸とした「10年の時の流れ」の展開図である。
前田真二郎
2005年より映像レーベル「SOL CHORD」をオーガナイズ。舞台や美術など他領域のアーティストとの共同制作にも取り組む。
池田泰教
「3 Portraits and JUNE NIGHT」（2009−2014）など、撮影行為を起点にしたナラティヴな表現を探求している。
大木裕之
あいちトリエンナーレ2016、東京ビエンナーレ2020/2021など、現代美術の領域でも精力的に発表する映画監督。
鈴木光
2012年から6年間はドイツを拠点に活動。帰国後は上映イベント「Experimental film culture」のオーガナイズなども行う。
崟利子
福田克彦監督の助監督、東京国際レズビアン＆ゲイ映画祭のディレクターなどを経て、映画制作を開始。近年は「伊丹シリーズ」の制作を継続。