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やまがたと映画

助成:財団法人山形県生涯学習文化財団(平成25年度YAMAGATAアートサポート事業)

山形と映画の関わりにおける過去・現在・未来をより多角的に捉え、検証するプログラム。4回目となる今年は、豊かな映画・映像資源を持つ山形という町が、「映像文化創造都市」として活性化し発展していく道筋を見据えた、未来志向のプログラムとして企画。山形で近年発掘された貴重な民俗映像を紹介する「やまがた/映像の民俗史」、昭和30〜40年代(1950〜60年代)の山形市の様子を銀塩フィルムで記録した作品を集めた「フィルムの中のやまがた」の他、山形における映像文化の未来を考えるシンポジウムも開催する。

会場:山形市中央公民館6F、山形市民会館大ホール、山形美術館2、5


三都大学交流プログラム

 山形の東北芸工大と中国・杭州にある中国美術学院はそれぞれ独自の方法で映像教育に力を入れ、またイタリアのミラノ大学は、ミラノ市の映画祭Docucityの共催、およびホーム・ムービーや古いアマチュアフィルムなどの収集・保存事業などを通して、地域文化の発展に貢献し続けている。この3大学の教師や学生、映画祭関連映画作家らがそれぞれの作品を携えて山形に集まり、「映像教育と地域文化の創造」をキーワードに、作品上映とシンポジウムによる交流を行う。地域に根ざした映像制作、映像文化発展の未来を考える、グローバルかつローカルな視点を共有するプログラム。京都造形芸術大学からの作品、ゲストも参加予定。

東北芸術工科大学 1
蟻地獄広井砂希
それからの子供加藤拓人
東北芸術工科大学 2
share中島唯
三人娘の三つの秘密斎藤里沙、和田はる菜、二瓶知美
でいどろ舩山寛子
雛の首舩山寛子
時間前田結歌
ヘンリー前田結歌
Halcyon days風間太樹
中国美術学院 1
海棠(かいどう)付帆(フー・ファン)
戸籍の無い子供 2劉智海(リュウ・ヂーハイ)
中国美術学院 2
私は通りかかったヒバリの子徐暁東(シュー・シャオドン)
中国美術学院 3
干潟に暮らす人々孫潇娜(スン・シャオナー)
バンドマン魏暁飛(ウェイ・シャオフェイ)
思春期赵航(ヂャオ・ハン)
王帅(ワン・シュアイ)
中国美術学院 4
葬儀場廖建芬(リャオ・ジェンフェン)
天国の隣陳央央(チェン・ヤンヤン)
隣の部屋の彼女李任芮(リー・レンルイ)
橋の上黄宏輝(ホワン・ホンフイ)
中国美術学院 5
舞台は人生銭思如 (チェン・スールー)、陳中達(チン・チョンダー)
祖母との対話楊莉(ヤン・リー)
カートドライバー No.652金超凡(ジン・チャオファン)
孤児たち陳俊光(チェン・ジュングアン)
ミラノ大学 1(日本語字幕なし/資料を配布します)
変わるかもしれないアンドレア・セグレ
グッドBuyローマガエターノ・クリヴァロ、マルゲリータ・ピサーノ
ミラノ大学 2(日本語字幕なし/資料を配布します)
マイ・マルボロ・シティヴァレンティーナ・ペディチーニ
ドブレ・フォルツァロレンツォ・トリポディ、マヌエラ・コンティ
夏が過ぎゆくアンドレア・カッチャ
42 ― ある建物世界からの物語フランチェスカ・コーニ、ドナテッロ・デ・マッティア
京都造形芸術大学プログラム
ワルツ麻野真巳、吉村彩
すこしのあいだ坂西未郁
mort青山理紗
玄関吉田真優、野澤茜
ふたり藤居恭平
エミちゃんの神様中村彗
東北芸術工科大学111日 M2
中国美術学院1 | ミラノ大学1 | 中国美術学院2 | 中国美術学院312日 M2
東北芸術工科大学2 | ミラノ大学2 | 中国美術学院413日 M2
京都造形芸術大学 | 中国美術学院514日 M2
三都大学交流シンポジウム15日 M5

プレゼンテーション:ホーム・ムービー保存・修復・再活用 ― 拡張されたアーカイブ」

 2002年からのイタリアにおける国立ファミリー・フィルム・アーカイブの活動内容、共同体に開かれた資料館という構想のなかで発展し、保存された映画財産の継続的な歴史文脈化という方向性を持つ革新的な取り組みを紹介する。

プレゼンテーション:ジャンマルコ・トッリ(ホーム・ムービーズ協会/ドクシティ映画祭共同キュレーター)

講演とシンポジウム「映像文化創造都市を目指して」

 「映画の都」とも呼ばれてきた山形。それはこの映画祭の存在のみが由来ではない。山形では、戦後から今日にいたるまで、映画にまつわる実に多様な挑戦が行われている。本シンポジウムは、活発な現在の映像実践に、山形の歴史と未来を重ね合わせる学びと語り合いの場を作り出す。

講師:大阪市立大学大学院創造都市研究科 佐々木雅幸教授

やまがた/映像の民俗史

 山形県内に残る伝承芸能、そして現在は途絶えてしまった風習を貴重な映像で紹介。幽玄な能の舞に、年明けの寒村で夜通し行われる祭。男根の御神体を拝み「天までおがれ(大きくなれ)」と叫ぶ男たちや、集落へ集う盲目の巫女。識者を交え、民俗映像にまつわるトークも開催。

黒川能1954
王祇祭1954
オナカマのふるさと1982
おがれおがれ1982
トーク:東雅夫

フィルムのなかのやまがた

 山形市の広報映画やアマチュア・カメラマンの8mm作品に記録された昔なつかしい山形の姿。廃止されて久しい山形交通三山線や高畠線などが、昭和40年代の風景とともにスクリーンによみがえる。

フィルムのなかのやまがた 1
山形市広報ニュース No.1〜31959−1960
開けゆく峠路1964
のびゆく山形1959頃
フィルムのなかのやまがた 2
山形市広報ニュース No.5〜7?−1962
私たちの施設
笹谷トンネル1960頃
県政ニュース 新しい町・新しい村1956頃
清瀧章作品集
秋を写す1986
冬の三山線1974
ありし日の三山線1974
雪と闘う高畠線1974
さよなら三山線1974
電車お嫁入り1975

YIDFF 2013 オープニング上映
山形市広報ニュース No.41961
重要文化財 根本中堂 ― 解体修理工事の記録1963
オープニング上映10日 A6
清瀧章作品集11日 M2
フィルムのなかのやまがた114日 CL
フィルムのなかのやまがた215日 CL

幻灯の映す家族

 今年もやります幻灯上映会! 山形市滝山村の農家をモチーフにした幻灯作品『嫁の座』(1954)など、結婚から出産、農村から工業地帯まで、さまざまな戦後の家族像をとらえた1950年代の貴重な幻灯スライドフィルムを上演。

共催:早稲田大学演劇映像学連携研究拠点平成25年度公募研究「昭和期日本における幻灯(スライド)の復興と再発展(研究代表者:鷲谷花)
協力:神戸映画資料館、一般財団法人大阪国際児童文学館、熊本学園大学 水俣学研究センター


トラちゃんと花嫁
痛くないお産 第一部 無痛分娩の知識
暮らしのくふう 嫁の座 ―農家の婦人の暮らし方―
にこよん
自転車にのってったお父ちゃん