English

やまがたと映画

協力:山形大学人文社会科学部附属映像文化研究所

106日−10日 [会場]山形美術館2〈M2〉、フォーラム4〈F4〉、5〈F5〉、KUGURU、山形まなび館

映画の都ヤマガタ。国際映画祭の開催はもちろんのこと、その名に恥じない映画に関する様々な試みが山形県内各所で行われてきた。私たちはそれが歴史として積み重なった地層の上に立っている。本プログラムでは、ヤマガタの現在、過去、未来を、多彩なテーマで探索する。


-
-

 かつて世界一とまで称された伝説的映画館である山形県酒田市のグリーン・ハウス、押井守の実写作品第一作『紅い眼鏡』が撮影された上山市のトキワ館など、今はなき山形県内各所の映画館、その華やかなりし姿を、証言記録や資料、映画作品上映を通して復元する「銀幕よ甦れ! やまがた映画館異聞録」や、映画監督佐藤真とヤマガタの関係を、1989年の第1回目の映画祭まで遡り、1991年の『阿賀に生きる』ラッシュ上映時の貴重なエピソードなども交えながら、山形映画祭が持つ大きな可能性について語り合う「あれから10年:今、佐藤真が拓く未来〜全作上映とトーク」のほか、映像制作ワークショップ企画「エンカウンター・シネマ in Yamagata」、山形の映像を学ぶ学生たちを応援する「やまがた映像の未来」、ユネスコ認定を目指す山形市の取り組みを紹介する「映像文化創造都市山形を目指して」など、映画と山形の幸福な関係を発見する企画が満載!


銀幕よ甦れ! やまがた映画館異聞録
紅い眼鏡/The Red Spectacles監督:押井守/1987/116分 7日14:45〈F4〉

トーキング・ヘッド監督:押井守/1992/105分 9日10:30〈F5〉
トークゲスト:伊藤和典(脚本家)上野俊哉(評論家)

世界一と言われた映画館 〜酒田グリーン・ハウス証言集〜監督:佐藤広一/2017/67分 9日13:30〈M2〉
※タイトルを変更しました。旧題は『インタビュー集:グリーン・ハウス・マジック』です。
トークゲスト:仲川秀樹(日本大学文理学部教授)


あれから10年:今、佐藤真が拓く未来
-
阿賀に生きる1992/115分 6日11:00〈M2〉
トークゲスト:平岩史行(冥土のみやげ企画/水と土の芸術祭2018副実行委員長)

まひるのほし1998/93分
花子2001/60分 6日14:30〈M2〉
トークゲスト:和島香太郎(映画監督)

我が家の出産日記1994/47分
おてんとうさまがほしい1995/47分 7日10:30〈M2〉
トークゲスト:今野裕一郎(演出家・映像作家)

SELF AND OTHERS2000/53分
阿賀の記憶2004/55分 8日10:30〈M2〉
トークゲスト:小谷忠典(映画監督・武蔵野大学客員教授)

エドワード・サイード OUT OF PLACE2005/137分 10日10:30〈M2〉
トークゲスト:小森はるか(映像作家)


ディスカッション【入場無料】

『阿賀に生きる』とヤマガタ 7日14:00 KUGURU
上映:YIDFF '91での『阿賀に生きる』ラッシュ上映後のディスカッションの記録映像(約20分)
登壇者:旗野秀人(『阿賀に生きる』仕掛け人)、小林茂(『阿賀に生きる』撮影)、桝谷秀一(YIDFF理事)、倉田剛(『山形映画祭を味わう』著者)、

海外から見た佐藤真 8日14:00 KUGURU
登壇者:マーク・ノーネス(ミシガン大学教授)、秋山珠子(立教大学講師)

佐藤真に出会う新世代 9日14:00 KUGURU
登壇者:川崎那恵(冥土のみやげ企画)、小森はるか(映像作家)、和島香太郎(映画監督)、岡本和樹(映画監督)、我妻和樹(『願いとゆらぎ』『波伝谷に生きる人びと』監督)、川上拓也(YIDFF '91『阿賀に生きる』ラッシュ上映後の記録映像編集・録音)、石田優子(映画監督)、小谷忠典(映画監督・武蔵野大学客員教授)、小林知華子(冥土のみやげ企画)、小田香(映画監督)、林健太/司会:清田麻衣子(編集者、『日常と不在を求めて』発行人)、秦岳志(編集・本プログラムコーディネーター)


関連企画
ドキュメンタリー演劇「エヴェレットゴーストラインズ Ver. B『顔』山形 特別版」
演出家・村川拓也による、佐藤真監督の不在をめぐる一夜限りのドキュメンタリー演劇。村川は京都造形大学の佐藤真ゼミ一期生。2年前に京都で初演された本作品は、佐藤真ゼミOB・OGなどと村川が、佐藤監督の突然の死の受け止め方について対話する、その様をそのまま舞台に上げた作品。その奇抜な提示方法と意外な感動を呼び起こす展開で大きな話題を呼びました。その山形特別バージョンを、新たな出演者を交えて上演。

[日時]108日[日]19:00開演(18:30開場)
[会場]KUGURU(とんがりビル1F)
[料金]2,000円(前売・当日)
 *前売券取扱:山形国際ドキュメンタリー映画祭 山形事務局(023-666-4480)、東京事務局(03-5362-0672)
[問い合わせ]e-mail: masuya@yidff.jp

詳しくはこちら 「あれから10年:今、佐藤真が拓く未来」Facebookページ



やまがた映像の未来
Live Life Love 〜生きる手ごたえ感じてますか〜東北芸術工科大学/2017/112分 10日16:20〈M2〉


映像文化創造都市山形を目指して
Hard Boiled City Yamagata監督:松本樹(学生代表)/2016/20分
映像と向き合う生き方監督:伊藤憲吾/2017/39分 10日13:50〈M2〉

山形鋳物 〜暮らしのデザインを求めて〜(英語版)監督:渡辺智史/2016/24分
山形打刃物 〜生活の中の道具〜(英語版)監督:佐藤広一/2016/22分 10日19:10〈M2〉
呈茶:茶道裏千家淡交会山形支部


エンカウンター・シネマ in Yamagata
9日13:30 山形まなび館