ともにある Cinema with Us 2017
助成:損保ジャパン日本興亜「SOMPO アート・ファンド」(企業メセナ協議会 2021 Arts Fund)、
企業メセナ協議会GB Fund 芸術・文化による災害復興支援ファンド、
公益財団法人カメイ社会教育振興財団(仙台市)
企業メセナ協議会GB Fund 芸術・文化による災害復興支援ファンド、
公益財団法人カメイ社会教育振興財団(仙台市)
●10月7日−9日 [会場]山形美術館2〈M2〉、5〈M5〉
2011年3月11日の東日本大震災と津波、そして原発事故という未曾有の経験と課題から生まれた作品を取り上げるプログラム。
4回目となる今回は、あの日から6年という否応なく流れた時間と(その間に「震災」がどこの震災を指すか但し書きが必要になるほど大地は揺れ、「復興」とは誰のためなのか疑わざるを得ないほど政治は揺れている)、そこに向き合う映画を通じて、ドキュメンタリーになにができるのか、また、この出来事がドキュメンタリーになにをもたらすのかを問い始めたい。
そして、この特集のもうひとつの取り組みとして3年目を迎える「311 ドキュメンタリーフィルム・アーカイブ」をより進めるべく、カンボジアのボパナ視聴覚リソースセンターとの連携により、映像アーカイブを通じた地域の歴史理解の方法について考える。
- 『FUKUSHIMA: The silent voices』監督:佐藤千穂、ルカ・リュ/フランス/2017/58分 ●7日13:20〈M2〉
『Life 生きてゆく』監督:笠井千晶/日本/2017/115分 ●7日15:20〈M2〉
『レッド・ウェディング』監督:チャン・リダ、ギヨーム・スウォン/カンボジア、フランス/2012/58分
『どこに行く』監督:ニアン・カヴィッチ/カンボジア、フランス/2013/55分 ●8日13:30〈M2〉
『被ばく牛と生きる(インターナショナル版)』監督:松原保/日本/2016/98分 ●8日18:30〈M2〉
『小国春熊猟2016』監督:林剛平/日本/2017/124分 ●9日10:30〈M2〉
『怪物君 詩人吉増剛造と震災』監督:伊藤憲/日本/2016/60分 ●9日16:00〈M2〉
『波伝谷に生きる人びと』監督:我妻和樹/日本/2014/135分 ●9日18:00〈M2〉
- ディスカッション【入場無料】
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- テレビ・ドキュメンタリーの現場から東日本大震災を考える ●7日18:10〈M5〉
- 登壇者:みちドキの会、笠井千晶(『Life 生きてゆく』監督)/司会:小川直人
映像アーカイブと学び ― カンボジア・ボパナ視聴覚センターの取り組みを例に ●8日16:00〈M5〉
- 報告:チア・ソピアップ(ボパナセンター・ディレクター)
ディスカッション:高倉浩樹(東北大学東北アジア研究センター/社会人類学)、小川直人(ともにあるCinema with Usコーディネーター) /司会:藤岡朝子(ともにあるCinema with Usコーディネーター)
東日本大震災はドキュメンタリー映画になにをもたらしたか(中間報告) ●9日13:20〈M5〉
- 荒木啓子(PFFぴあフィルムフェスティバル・ディレクター)、安岡卓治(プロデューサー/日本映画大学教授)、佐藤寛朗(neoneo編集室)/司会:小川直人
- テレビ・ドキュメンタリーの現場から東日本大震災を考える ●7日18:10〈M5〉