特別上映
何をなすべきか?
What Is to Be Done?Que faire?
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フランス/2010/アラビア語/カラー/Blu-ray(SD)/152分
監督、撮影、脚本:エマニュエル・ドゥモーリス
編集:エマニュエル・ドゥモーリス、セリーヌ・デュクルー
録音:エマニュエル・クロゼ、ジャン=リュック・オーディ
製作:ジャン・グリュオー
製作会社:レ・フィルム・ドゥ・ラ・ヴィラ
エジプト、アレクサンドリア湾近くに位置するスラム街・マフルーザ。迷路のように入り組む細い路地にカメラが入り込み、緩やかな時の流れへと観る者を誘う。家の浸水に悩まされる老人、夜の街で歌い踊る若者たち、モスクで説法する雑貨屋の店主、夏の終わりを迎えたビーチで海水浴に興じる人々。お茶や煙草を片手に彼らが語る人生と情熱、世界との関わり方に静かに耳を傾ける。そこには生きる歓びがある。本作はYIDFF 2011で上映された。
エマニュエル・ドゥモーリス
1965年、ロンドン生まれ。1998年、パリ近郊の石切場の歴史を描いたドキュメンタリー映画『Mémoires de pierre』を監督。99年、映画の素材集めに地中海地域で1年間の撮影旅行を行う。この旅行がきっかけとなり、2001年にマフルーザの映画プロジェクトを開始。『何をなすべきか?』はマフルーザ5部作のうちの3番目の作品である。