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空っぽの家
Empty House
Bin Chip
韓国、アメリカ/1999/英語/ カラー/16mm(原版ビデオ)/24分

監督・脚本・撮影・録音・編集・製作:キム・ジナ
提供:キム・ジナ
(Gina Kim)
23 Harvey Ct., Irvine, CA 92612 USA.
Phone & Fax: 1-949-725-0494
E-mail: kina@home.com


キム・ジナ
Gina Kim


1973年生まれ。ソウル大学で美術を専攻して1996年に卒業。カリフォルニア美術学校の映画・ビデオ学部で Live Action Program MFA を専攻して1999年に卒業。『Heroine』(1995)、ビデオ日記シリーズ『Door, Citrus, Walking』(1997), 『Flying Appetite』(1998)などの監督をする。『空っぽの家』はソウル女性映画祭(1999)や、ぴあフィルムフェスティバル(東京、1999)で上映された。現在、『Red Shoes』を制作中。これはビデオ日記に基づいたパーソナルドキュメンタリーで、荒れた家族の歴史を具体的に家系をたどって探る。

昼すぎに目覚める。顔がむくんでる。夜通し食べ続けたツケが…。自己嫌悪。ビデオ日記から映像をとったというこの作品では、若い女性が自分の部屋ですごす午後の時間を描く。肉体的な表現を通 して自分の身体に対する恐怖や幻想が明らかにされる。


【監督のことば】

この作品は1日で撮影したビデオダイアリー・フッテージから編集し、2つの部分に分けられている。前半部は、主に青い色調で撮影し、起床したり、トイレに行ったり、鏡を掛けたりする私の日常生活を描いている。後半部では主に黄色で撮影し、アパートの隅々をさわろうとする幻想に駆られながら、強迫的にものを食べる姿を映す。
この作品では強迫観念や欲望や非常に激しい自殺癖といったものに対し、抑制や秩序や平凡さを並置して描いている。この「日記」では女性としての「私」という主題の中の激しい分裂を描いている。届くことのない手紙や、遅れて始まる月経、決して満たされることのない完全な肉体を、常に持ちわびている。一方では、待ち続けることに疲れ果 て、憂鬱さのためにひきこもり状態になってしまったり、摂食障害やPMS(月経前症候群)に陥ったり、強迫観念に取り付かれて食べ続ける絶え間ない音や、絶望的な虚無のイメージと化したりしている。もっぱら断片的な体の部位 として表される身体が、「自己」という観念の拠り所を固着させ、フェミニスト言語でいう「身体の映画」を宣言している。
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COPYRIGHT:Yamagata International Documentary Film Festival Organizing Committee