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雪の肘折温泉

Hijiori Onsen in Snow

日本/1976/日本語/カラー/デジタル・ファイル(原版:16mm)/9分

- 監督:波多野勝彦
企画:大蔵村肘折温泉
所蔵:大蔵村教育委員会

肘折温泉の魅力を、春夏秋冬ごとに紹介する目的で制作された観光PR映像。1975年頃、村営湯の台スキー場がオープンして活気に満ちた時代。その一方で、地蔵倉や小松淵の雪景色、温泉街を行き交う人々の表情の中に、古き良き肘折温泉の冬風情を見ることができる。

 



肘折温泉と宮さま

Hijiori Onsen and Prince Nobuhito

日本/製作年不明/サイレント/カラー/デジタル・ファイル(原版:16mm)/11分

- 所蔵:大蔵村教育委員会

大正天皇の第三皇子であった高松宮宣仁親王が、1958年に初めて肘折を訪ねた際の記録映像。茅葺屋根の木造旅館の立ち並ぶ勝景は、まさに山間のユートピア。フルカラー・フィルムで撮影された色彩鮮やかな自然の色からは、風の音や水のせせらぎ、人々の喧噪までが聞こえてくる。

 



あけてびっくり……やまがた玉手箱


協賛:株式会社ヨコシネD.I.A.

映像を保存することは、私たちの生きた歴史をのちに受け継ぐという意味で大切な意味を持っています。YIDFF 2023では、ヨコシネD.I.A.の協賛企画として、山形市に保存されている市の広報フィルムをデジタル化するプロセスを市民会館大ホールのロビーにて10月7日−9日の3日間展示します。その際に簡易デジタル化された2本を選び、野外で上映します(上映時間約40分)。

 



 内閣府/経産省では、2011年3月11日に発生した東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、被災地における復興に積極的に取り組んでいます。そのなかでも、産業・地域経済の再生だ けでなく、映画をはじめとする「文化・芸術」を通して復興のあり方を幅広く検討し、被災地を中心とした人々のネットワークを構築することを大きな柱に据えています。2022年4月には、地域の人々と現場で接し、その声をすくい上げることを主旨として、有志の若手職員で構成された「福島浜通り・映像芸術文化若手チーム」が結成され、2023年6月には「福島芸術文化推進室」が設置されました。具体的な活動としては、映画監督や俳優を福島浜通り地域に招聘し、地元市民や全国から集まってきた子どもたちとともに映画制作のワークショップと上映会を開催したほか、昨年10月に開催された東京国際映画祭の中では、映画人や地域の映画上映や振興に関わる人々を集めたシンポジウムを2日間にわたって実施しました。

 今回のYIDFF 2023においては、経産省の福島芸術文化推進室メンバーが中心となり、YIDFFや東北地域で上映活動を行う人々とともに、映画を通じた地域コミュニティの創成にあたって直面する課題を検討し、意見交換を行う場を持つことを目的としています。

経済産業省