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雪の詩

Snow Poem

日本/1976/日本語/カラー/デジタル・ファイル(原版:35mm)/80分

監督、製作:波多野勝彦
脚本:川崎洋
撮影:谷澤一義
録音:豊島司郎、野間拡行
音楽:星野進
民謡:葵ひろ子
出演:北原隆、一色教子、外野村晋、早坂谷雄、山形県大蔵村の人々
製作会社:文映社
協力:ドキュメンタリー・ドリームセンター
※本フィルムは、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受けてデジタイズされました。

自分の不注意から家と家族を火事で失った男が、雪国の純真な少女との出会いによって心の傷が癒やされてゆくのだが……。半世紀近く前に制作された幻の劇映画がよみがえる。山形の肘折温泉で全編ロケを行い、地元の人たちもエキストラなどで多数出演。「肘折歴史研究会」がフィルムを探していたところ、国立映画アーカイブが追跡調査、監督ご遺族と連絡がとれた。35ミリのネガと16ミリの上映用プリントから、この度のデジタイズが実現した。YIDFF 2023では「野外スクリーン!で東北を魅る」プログラムで同監督の『雪の肘折温泉』が上映される。


波多野勝彦

1936年生まれ。1962年、日本大学大学院芸術学研究科修士課程修了。1967年、映画製作プロダクションを設立。発表した300本余りの映画のうち、206本が国立映画アーカイブに永久保存されている。


上映後トーク
ゲスト: 斉藤栄輝 (肘折歴史研究会、ほていや商店)、早坂隆一 (湯治場ラジオ主宰、そば処 寿屋)
聞き手: 川上アチカ (『絶唱浪曲ストーリー』監督)