YIDFFネットワーク企画上映
YIDFFネットワークは、1989年の第1回映画祭開催にあたり、小川紳介監督の呼びかけで集まった有志のボランティア・グループで、市民向けの金曜上映会の運営、映画祭の作品選考、開催中毎日発行されるデイリー・ニュースの編集発行等に携わってきた。さらに、毎回映画祭と協力しながら、独自の視点による企画上映を行っている。
スタートライン
Start Line- 日本／2016／日本語／カラー／Blu-ray／112分
監督：今村彩子
撮影：堀田哲生
監修：山田進一
編集補助：小池英恵
音楽：やとみ またはち
音響効果：斉藤元
整音：澤田弘基
配給協力、宣伝：リガード
製作、提供：Studio AYA www.studioaya.com
生まれつき耳の聞こえない映画監督が、自転車で沖縄→北海道の日本縦断の旅へ。コミュニケーションの壁にヘコみ、涙しながらも走り続ける57日間の記録。伴走カメラマン哲さんの叱咤激励、聴力を失った旅人ウィルとの出会い……。ニッポン中のためらう人に観てほしい、一篇の勇気のおすそわけ。
【監督のことば】国内外で知られている山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映されることを大変嬉しく思っています。それと同時に恥ずかしい気持ちもあります。この映画は当初はさらけ出すつもりのなかった私の情けないところも沢山出てくるからです。映画をご覧いただき、自分の「スタートライン」はどこにあるのだろうかと考えるきっかけになれば、本望です。皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
今村彩子愛知県名古屋市出身。愛知教育大学卒業。現在、Studio AYA代表。大学在籍中にカリフォルニア州立大学ノースリッジ校に留学、映画制作を学ぶ。主な作品に『珈琲とエンピツ』（2011）、『架け橋 きこえなかった3.11』（2013）、『スタートライン』（2016）。現在は、ろう難聴LGBTを取り上げた『11歳の君へ〜いろんなカタチの好き〜』を制作している。
インタビュー