作家フィオナ・キッドマンが自身の半生を一人語りしていく。あえて家族、友人知人、関係者などは一切登場させずに、フィオナ本人の主観、記憶だけでイメージを喚起させ、彼女の人生の光と影、感情の揺れ、機微を丹念に写し撮っていく作品。自身が著作の一節を朗読するシーンでの、その繊細かつ大胆な言葉遣いに、思わずハッとさせられる。
●10日 Q1 | 11日 F1