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THE COCKPIT


- 日本/2014/日本語/カラー/DCP/64分

監督:三宅唱
撮影:鈴木淳哉、三宅唱
整音:黄永昌
製作:松井宏
企画:愛知芸術文化センター
協力:SUMMIT、CREATIVE DRUG STORE
提供:Pigdom

日本中どこにでもある小さなマンションの一室。そこに集まってひとつの曲を制作する、ヒップホップのミュージシャンOMSBとBim、そして仲間たち。本作はその制作過程を丁寧に、親密にとらえてゆく。これは創造行為の貴重な記録であると同時に、若者たちのユーモラスで愛おしい日常の記録でもある。



【監督のことば】OMSBやBimら5人が真剣かつ楽しそうに「仕事=曲づくり」をしている姿を見ると、なぜか自然とエネルギーが湧いてくる。「仲間と共につくること」という、普遍的でシンプルな、最高の喜びを彼らは思い出させてくれる。彼らが生きる小さな空間を「操縦席=コクピット」と名付けたが、コクピットはどこにでもあるし、どこだってコクピットになる。自分の机も、台所も、映画館も。


- 三宅唱

1984年札幌生まれ。映画美学校フィクションコース初等科修了。初長編『やくたたず』(2010)を経て監督した『Playback』(2012)が、ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティションに出品。本作は国際ドキュメンタリー映画祭シネマ・デュ・レエルの新人監督部門に出品。他の作品に『無言日記/201466』(2014)など。