シマ/島、いま――キューバから・が・に・を 見る |
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キューバは廻る
エル・メガノ
El Mégano-
キューバ/1955/スペイン語/モノクロ/35mm/25分
監督、編集:フリオ・ガルシア・エスピノサ
脚本:フリオ・ガルシア・エスピノサ、アルフレド・ゲバラ、トマス・グティエレス・アレア、ホセ・マシップ
撮影:ホルヘ・アイドゥ
音楽:フアン・ブランコ
録音:ルイス・ニューホール
製作:モイセス・アデス
製作会社:ラボラトリオ・シネマトグラフィコ CMQ
提供:東京国立近代美術館フィルムセンター
キューバ南岸シエナガ・デ・サパタという沼地で木炭を採取する労働者の悲惨な生活を捉え、バティスタ政権から上映を禁止されたセミ・ドキュメント。後にICAICが製作していく革命キューバ映画以前のもっとも重要な作品とされており、新ラテンアメリカ映画運動の先駆けとなった。ICAICの設立の立役者であるフリオ・ガルシア・エスピノサとトマス・グティエレス・アレアによる共同作品。
初めて映画を見た日
For the First TimePor primera vez
- キューバ/1967/スペイン語/モノクロ/35mm/10分
監督、脚本:オクタビオ・コルタサル
撮影:ホセ・ロペス
編集:カイタ・ビジャロン 音楽:ラウル・ゴメス
製作:マヌエル・J・モラ 製作会社:ICAIC
提供:東京国立近代美術館フィルムセンター
シエラ・マエストラ地方の小さな山村を訪問した巡回映写班の活動。これまで映画を観たことがなかったという村民たちが、チャップリン映画に見入るきらきらと輝く表情が印象的である。テレビ出身で、革命後にプラハで演出を学んだコルタサルの帰国後初の監督作品。