明日へ向かって |
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ジェニンの心
The Heart of JeninDas Herz von Jenin
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ドイツ/2008/アラビア語、ヘブライ語、英語/カラー/ビデオ/89分
監督、脚本:マーカス・フェッター、リオール・ゲラー
撮影:ナダフ・ヘクセルマン
編集:サスキア・メッテン
録音:アルフレッド・テズラー
音楽:エレズ・コスカス
製作:エルンスト・ルドヴィヒ・ガンツェルト
製作会社:アイコン・ズートヴェスト
提供:第4回UNHCR難民映画祭−東京
ジェニン難民キャンプのパレスティナ人少年、アハメドがイスラエル兵に撃たれ殺された。父親のイスマイルは、息子の臓器を必要としている6人の子どもたちに提供し、助けることにした。ところが受け手にユダヤ人入植者の子もいたため、大きなメディア騒動となる。1年半の後、イスマイルは映画制作者たちと難民キャンプのフェンスを越え、臓器移植のおかげで命が助かった子どもたちに会いに行く旅に出る。レバノン国境近い北部の山地、紛争の焦点である聖地エルサレムや南部ネゲブ砂漠の端へ赴き、イスラエル全土に住む子どもたちとその家族と出会う。差別を克服して身内のように暖かく迎える家族がいる一方、アラブ人の臓器をもらったことを不幸と口にする家族がいた……。東京ドイツ文化センターとの共催上映。
マーカス・フェッター 1967年生まれ。勉学のためにブエノスアイレスとマドリッドに長期滞在する。国際共同制作のためのヨーロッパのトレーニング・プログラム、ディスカバリー・キャンパス・マスタースクール2004に選出される。1994年から、ドイツ国営テレビ局ARDの提携局、南西ドイツ放送SWRで、映像編集者、プロデューサー、ディレクターとして働く。監督した映画は数多くの賞を獲得。主な作品は『The Tunnel』(1999)、『Traders' Dreams--A journey into the ebay world』(2007)、トルコ人である自身の父親を描いた『My Father the Turk』(2006)がある。 リオール・ゲラー アメリカ、ニュージャージー州生まれ。イスラエルに移り住み、テルアヴィブ大学映画学科で学ぶ。卒業制作の短編映画『Roads』(2007)は14の国際映画賞を獲得し、アカデミー賞にもノミネートされた。現在イスラエルのテレビ局のために2つの作品を監督。長編映画にも取り組んでいる。 |