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ワークショップ/シンポジウム


オンライン映画鑑賞ワークショップ
どのようにして、人は他人に気持ちを 伝えることができるのか?

高校生・大学生の申込者を対象にして、『若き孤独』についての鑑賞ワークショップをオンラインで行います。フランスの高校2年生が直面する不安や悩みを映し出すこの作品を鑑賞し、監督の視点、演出の手法について話をしながら、映画への理解を深めます。参加者たちとともに、これまでとは異なる映画の楽しみ方を発見していきたいと思います。

日時:10月10日(日)13:30−15:10
ファシリテーター:
土肥悦子(こども映画教室®
土田環(本プログラム・コーディネーター)

土肥悦子
シネモンド代表、一般社団法人こども映画教室®代表理事。ミニシアターブーム全盛期の1989年にユーロスペースに入社、アッバス・キアロスタミ、レオス・カラックスなどの作品買付・宣伝を担当。1998年に映画館「シネモンド」を金沢に開館。2004年から「こども映画教室®」を立ち上げ、その活動を全国に広げている。



シンポジウム
映画祭と鑑賞教育プログラム

日本国内では、小学生を対象とした映画制作のワークショップやアニメーション映画の上映会が徐々に増えてきていますが、高校生や大学生に映画を見て考えてもらう試みはあまり多くありません。本シンポジウムでは、海外の事例を紹介しながら、その課題や工夫についてオンラインで議論します。

パネリスト:
クリストフ・ポスティック(リュサス国際ドキュメンタリー映画祭共同アーティスティック・ディレクター、フランス)
アーチャイル・ヘタグリ(トビリシ国際ドキュメンタリー映画祭ディレクター、ジョージア)
イレアナ・スタンクレスク(トビリシ国際ドキュメンタリー映画祭コーディネーター、ジョージア)
諏訪敦彦(映画監督、日本)
モデレーター: 
土田環(本プログラム・コーディネーター)
日時:10月10日(日)20:00−22:00 *オンライン配信
使用言語: 
英語、日本語、フランス語 *日英同時通訳、日仏逐次通訳付

- クリストフ・ポスティック(リュサス国際ドキュメンタリー映画祭共同アーティスティック・ディレクター)
外務省の専門調査員、パリのサンテ刑務所においてプログラミング・ワークショップ講師などの職を経た後、2002年より、リュサス国際ドキュメンタリー映画祭の共同アーティスティック・ディレクター。並行して、12年間にわたり、カザフスタン、シベリアでドキュメンタリー映画の企画ワークショップの指導を行うほか、ドキュメンタリー映画を専門とした、フランスのサブスクリプション型VODサイト「Tënk」の編成メンバーの一員として、作品の選定に携わる。



- アーチャイル・ヘタグリ(トビリシ国際ドキュメンタリー映画祭ディレクター)
ジョージアのトビリシで生まれ育つ。オランダ国立映画テレビアカデミーで学び、卒業制作作品『Heritage』(2003)がロッテルダム国際映画祭で上映される。2006年にジョージアへ戻り発表したドキュメンタリー作品『Akhmeteli 4』によって、ヴィジョン・デュ・レエルで「新しい視点賞」を受賞。2011年に制作した『Noosfera』は、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(IDFA)をはじめとして、ヨーロッパ各地の映画祭で上映された。ドキュメンタリー映画の制作と並行して、オーフス、アムステルダム、トビリシといった場所で映画演出のワークショップを行っている。



- イレアナ・スタンクレスク(トビリシ国際ドキュメンタリー映画祭コーディネーター)
ルーマニアのブカレストで生まれ育つ。ドイツのポツダム=バーベルスベルク映画テレビ大学で学ぶ。初の長編ドキュメンタリー作品『Podul pesteTisa』(2004)により、2004年のアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭でBest First Appearance Awardを受賞。その後、『Akhmeteli 4』(2006)、『Satul sosetelor』(2006)の2本のドキュメンタリー映画をプロデュース。『Satul sosetelor』はIDFAのヨリス・イヴェンス賞にノミネートされたほか、最も優れたルーマニアのドキュメンタリー映画に与えられるブリティッシュ・カウンシル賞を受賞した。国境を越えてドキュメンタリー映画のワークショップをコーディネートし、南コーカサスでさまざまな映画関連の活動に携わるほか、IDFA、MakeDoxをはじめとするヨーロッパの映画祭で審査員を務めている。



- 諏訪敦彦(映画監督、東京藝術大学大学院教授)
1960年広島生まれ。1997年初長編『2/デュオ』を発表し、ロッテルダム国際映画祭NETPAC(最優秀アジア映画)賞受賞。1999年『M/OTHER』をカンヌ国際映画祭監督週間に出品し、国際批評家連盟賞を受賞。その他の主な作品に『H Story』」(2001)、『不完全なふたり』(2005、ロカルノ国際映画祭審査員特別賞)、『ユキとニナ』(2009)など。2017年にジャン=ピエール・レオー主演の『ライオンは今夜死ぬ』を発表。2020年、『風の電話』が第70回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門で上映され、国際審査員特別賞を受賞した。現在、コロナ禍によって危機的状況のミニシアターを支援するSAVE the CINEMAのメンバーとしても活動している。