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映画祭2003情報

関連プログラム
第18回国民文化祭・やまがた2003
ドキュメンタリー映画フェスティバル

日本大展望(パノラマ)


 「国民文化祭」とは全国を巡回している国体(国民体育大会)の文化版。今年は山形県内44全市町村を会場として、映像、音楽、演劇、美術、伝統芸能などさまざまな分野の文化事業を開催します。

「ドキュメンタリー映画フェスティバル」はこのなかの事業のひとつですが、山形国際ドキュメンタリー映画祭と開催時期が重なり合うことを利用して、作品や監督を積極的に紹介します。

※このプログラムで上映される作品には、一部作品を除き英語字幕/同時通訳はつきません。

開催期間:10月10日[金]− 13日[月]
会場:遊学館(山形県生涯学習センター)2Fホール
入場料:無料
主催:第18回国民文化祭山形市実行委員会
問合せ:023-641-1212(国民文化祭山形市実行委員会事務局)


Program 1 ヤマガタ発ドキュメンタリー(映像制作ワークショップ作品)

2002年10月から2003年8月まで約1年にわたって開催された映像制作ワークショップ。公募で集まった受講生は学生が大半を占めましたが、社会人も加わり、グループ制作としてスタートしました。幾度も合宿や会議を重ねながら、激論、葛藤、講師陣の叱咤激励の果て、ついに完成した7作品です。

日時:10月11日[土]、12日[日]

『てにてに』
『Lunch Box』
『Knock』
『きょくぶしかん』
『国境を越えて』
『元気をくれるから』
『晩夏ニ踊レ』
先頭

Program 2 四大映像作家、山形に喝!

映像制作ワークショップ講師陣4人(金井勝、加藤到、小口詩子、土屋豊)の作品を、最新作も含め上映します。

金井勝(映像作家)

日時:10月10日[金]10:45
無人列島(ニヨン国際映画祭グランプリ)
1969/モノクロ/16mm/56分
監督自身の体験や妄想と戦後史とを縄のように編み上げた、金井勝監督のデビュー作。

日時:10月13日[月]14:20
スーパードキュメンタリー前衛仙術
2003/カラー/ビデオ/33分/最新作
映像作家・金井勝が自分の別人・金井勝丸の日常をドキュメントした作品。気力の衰えを悩んでいた老人・勝丸だが、若さに打ち勝つために修業を重ねて「前衛仙術」なるものを編み出し様々な奇跡を起こす。その奇跡たるや絵空事ではないのだから、とくと御覧あれ。

加藤到(映像作家)

日時:10月10日[金]13:55
加藤到選集 10本
『FADE OUT』1978/3分
『FADE OUT II(溶暗)』1980/8分
『ゴーランド』1981/8分
『サスペンション・ブリッジ』1983/8分
『FOCUSING』1984/5分
『ワイパー』1985/7分
『WASHER』1987/10分
『MELT DOWN』1988/13分
『Zero-TV』1989/8分
『SPARKLING』1991/10分
学生だった1978年に100フィートフィルムフェスティバルに出品した、はじめての16mmフィルム作品『FADE OUT』から、1991年湾岸戦争の報道をテーマにした『SPARKLING』までの10本をまとめて上映。

日時:10月13日[月]13:30
KAISEKI料理
共同監督:櫻井篤史/2002/ビデオ/16分/最新作
京都在住の映像作家櫻井篤史との“食”をテーマにした共同制作作品。櫻井パートの「蟲毒(こどく)は、日々我々の身体を通過している膨大な量の食品添加物を、ただひたすら、おさらいする試み。加藤パートの「擬似加熱」では、コンビニ弁当の豊かさと貧しさについて“解析”しようと試みる。

小口詩子(映像作家)

日時:10月10日[金]12:10
オフィーリアの愛読書
〈1夜=吉屋信子ヲ読ス。2夜=尾崎翠ヲ読ス。3夜=小夜桜子ヲ読ス。〉

1995 /カラー/ビデオ/30分×3=90分
明治29年生まれの3女流作家の趣味的文章世界を、架空の少女雑誌『月刊オフィーリア』が展開する。

土屋豊(映像作家)

日時:10月10日[金]15:30
新しい神様(英語字幕版)
1999/カラー/ビデオ/99分
世紀末ニッポンを生きる若者の心象風景を浮かび上がらせ、各国の国際映画祭を席巻。国内の劇場公開でもロングランを記録した超話題作。

日時:10月13日[月]10:30
PEEP "TV" SHOW(英語字幕版)
2003/カラー/ビデオ/98分
ブラウン管から映し出される2001年9月11日のニューヨークの映像を「美しい」と感じてしまった盗撮マニアと、自分を諦めかけていたゴスロリ少女との間に起こった出来事。
先頭

Program 3 日本パノラマ

YIDFF '91からの本プログラムは形を変化させながらも日本の新しい映画と作家を発掘する試みを続けています。今回は国民文化祭にところを移して開催。

私(うち)をせかさんといて! ―ある不登校少女の「記録」―
渡辺崇/2002/ビデオ/45分
不登校少女が、演劇を通して社会や人との関わりを取り戻してゆく。

朝昼晩ごはん
まんまさちこ/2003/ビデオ/18分
白いごはんの懐かしい優しさを、コミカルに愛おしみつつ、ピリリと辛く…。

エロティック・煩悩ガール
山内洋子/2002/ビデオ/20分
ファザコン、母への想い、友情、恋愛。揺れ動く女の子の心情をPOPに綴る。

アントニオの告白
本多宗一郎/2001/ビデオ/57分
全編格闘技のド迫力とアントニオの告白、静と動が際立つ。

一人デモ
安藤久魚/2001/ビデオ/94分
自分探しの旅先で出会った街の演芸劇場の人々の情に魅せられて…。

戦争が終わって僕らは生まれた
荒木真登、マティス・ニューバーガー/2001/ビデオ/79分
現代東西の若者が、真正面から戦争、侵略、歴史教育などを問う。

カレーライスの女たち(英語字幕付)
松江哲明/2003/ビデオ/30分
カレーライスと、東京で暮らす女性との三泊四日。都会の人恋しさに溢れた一遍。

ニュータウン物語
本田孝義/2003/ 16mm/103分
高度成長期、続々誕生したニュータウンの現在と、自身の家族の問題を追う。

えてがみ
内田伸輝/2002/ビデオ/95分
絵手紙を通して多くの人たちとの出会いをするうちに、温かなものがみえてきた。

川口で生きろよ!(英語字幕付)
村上賢司/2003/ビデオ/30分
経済的理由で移り住んだ川口市。カメラを通した街は人間の生活に溢れていた。

Father Complex
佐俣由美/2002/ビデオ/27分
父親との愛憎、苦しみからの脱却を模索してカメラが回り始める。

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