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ポスターデザイン


開催ポスターデザイン

 YIDFF 2015 ポスターデザインは、東北芸術工科大学との連携のもと、グラフィックデザイン学科3年生63名の方々に取り組んでいただきました。審査の結果、3年生の須藤鈴架さんのデザインに決定しました。このデザインはポスターはもちろん、公式カタログやチケットなどにも使用されます。


【須藤鈴架さんによるデザインコンセプト】ドキュメンタリーは日常を映しているけれど、作品になれば必ず撮影者の演出や意図が込められているものだと、私は感じました。映画を観る人が違う視点から観るのではなく、撮影者が違う視点を見せるものなのです。私たちは映画を初めから自分なりの視点で観ようとする時がありますが、作者がどんな思いを込めて制作したのかを素直に感じたり、受け止めたりした上で、自分の考えを深めていくべきなのだと思います。


作品募集ポスターデザイン

 YIDFF 2015 作品募集ポスターのデザインは、東北芸術工科大学との連携のもと、グラフィックデザイン学科3年生60名の方々に取り組んでいただきました。審査の結果、3年生の鶴岡季歩さんのデザインに決定いたしました。


【鶴岡季歩さんによるデザインコンセプト】 ドキュメンタリーとは、人々の生の声や、姿の記録であると私は考える。その考えをコンセプトとし、マンションの窓の光をメインビジュアルに画面構成を行った。窓から漏れる光の色味が微妙に違っていたり、部屋の様子や中で人々が生活を送る姿が少し映し出されるように撮影をした。そこには、人々の様々なリアルが詰まっている。

 しかし、グリッド状の無機質なビジュアルからは、あまり生々しさや人間味を感じることは出来ないかもしれない。単なる記録ではなく、ドキュメンタリー映画は、必ずカメラや作者というフィルターを通して制作される。同時にドキュメンタリーを作品として成立させる際に必要な、客観的な視点、抑制、まとまりといったものがそれらにリンクしている。

 そのバランスを意識しながら、文字の配置も建物のグリッドに半ば合わせるような工夫をし、ポスターを仕上げた。