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    Field Feet

    - 日本/2008/日本語/カラー、モノクロ/8mm/70分

    監督、撮影、編集:大西健児
    製作:シネマトレイン

    「ビデオをとめて、街へ出よう」ほぼ20年分の8ミリフィルムの断片をつむぎ、自身のアイデンティティを浮かび上がらせる試み。像が結ばれることの原始的な悦びを蘇らせる映像群に、作者の呟きと息づかいがこだまする。近い将来に終わりを迎える8ミリフィルム文化へ捧げる、“映画”とは違うベクトルで制作された個人映画。



    【監督のことば】丁度、中古の8ミリカメラを手にしたのが20年程前。見事にフィルム→ビデオへ映像の表現媒体が移行してゆく季節でした。終焉を迎えるメディアへ手向けとして、さて、記憶の残骸からノスタルジアの錯覚を紡ぎだしてみましょうか。


    - 大西健児

    1973年、三重県生まれ。学生時代に入手した中古8ミリカメラで映像作品の制作をはじめる。'95年、 映画団体シネマトレインを設立。父親の死にカメラを向けた8ミリ個人映画『焼星』('95)は、YIDFF '97 やフラハティ・セミナー2002等で上映されている。