日本パノラマ
日本の新作ドキュメンタリー映画を紹介するプログラム。小型映画と呼ばれた時代から原爆症の妻を撮り続けた集大成、そして夫婦の心の葛藤が胸に迫る『妻の貌』、自身が摂食障害を克服した作家が、同じ障害の友人達の話しを聞き取る『そして彼女は片目を塞ぐ』、16ミリフィルムでのスタッフワークによる自分探し作品『羽のある瑕』、仲良しの友だちの突然の在日韓国人宣言から、自身のアイデンティティ問題に思いを馳せる『ていちゃんのルーツ』と、同監督の私短編映画『35度4分』をペアで、美術評論家針生一郎のインタビューを中心に日本、韓国、そしてアジアの問題に到る『日本心中』、他者との関わりの中から自分自身を浮き彫りにしていく、8ミリフィルムで撮影された『ダイアローグ1999』、障害者自身が監督し、その仲間や指導員の日常を記録した『崇とその仲間たち』、柳澤壽男監督が福祉映画で生涯問い続けてきたことへのひとつの希望的楽天的な答えとなるか?楽しく笑える『ちょっと青空』、以上9作品を上映。
[10/4 11:00, 10/5 21:00, 10/6 21:00, 10/7 10:30=ミューズ1]
「YIDFFニュース」2001-07-27
YIDFFネットワーク企画上映
日本兵として戦争に参加した人たちを描く台湾の『山林的記憶』、インドネシアの慰安婦にさせられた女性たちを日本の女性監督が追った『Mardiyem 彼女の人生に起きたこと』、97年の本映画祭スタッフによるプライベートな映画祭記録『良き友、そして良き人々…』、山形県遊佐町のPR映画『108人の笑顔』の4作品を上映。
[10/5 18:00, 10/7 14:00=市民会館小ホール]
「YIDFFニュース」2001-08-29
高校生ワークショップ作品
7月から9月まで高校生のためのビデオ映像制作講座が東北芸術工科大学の協力により開かれています。そのワークショップで完成予定の5作品を上映します。
[10/7 11:00=市民会館小ホール]
山形国際ドキュメンタリー映画祭協賛事業
優秀映画鑑賞会のご案内
料 金:前売800円(当日1000円)※映画祭チケットと兼用です。
一枚のチケットで2日間3本ご覧になれます。
会 場:山形市民会館大ホール
主 催:文化庁、東京国立近代美術館フィルムセンター
優秀映画鑑賞実行委員会
問合せ:優秀映画鑑賞実行委員会事務局
- 10月7日[日]10:00-12:12
『大江戸五人男』(1951/松竹/132分) - 監督:伊藤大輔/出演:阪東妻三郎、市川右太衛門
松竹のオールスター時代劇。幡随院長兵衛と水野十郎左衛門の対立を軸に、魚屋宗五郎、白井権八、小紫など歌舞伎や時代劇映画でおなじみの人物を配して、興趣満点の物語に仕上がっている。
10月8日[祝]10:00-13:20(途中休憩あり)
『銭形平次捕物控・人肌蜘蛛』(1956/大映/82分)- 監督:森一生/出演:長谷川一夫、市川雷蔵
長谷川一夫の当り役となった人気シリーズの第10作。連続殺人事件の謎を追う平次の活躍を描くミステリー時代劇。
『旗本退屈男』(1958年/東映/108分)- 監督:松田定次/出演:市川右太衛門、片岡千恵蔵
豪華な衣装を身にまとい、眉間の三日月傷と剣法・諸刃流青眼崩しを駆使する天下の直参・早乙女主水之介(もんどのすけ)。映画黄金期の娯楽時代劇の醍醐味をお楽しみください。