Double Shadows/二重の影 2:映画と生の交差する場所
●10月10日−16日 [会場]CS 山形市民会館小ホール、YC 山形市中央公民館ホール(6F)
YIDFF 2015で好評を博した企画の第2弾。本特集では、映画史あるいは映画そのものを直接的に主題とするだけでなく、複数のイメージが重なり合い、響き合うことにより、映し出された被写体が輝きを放つ作品を上映する。人生と映画を切り離すことはできないこと(C, D, J, K)、その土地に住むことが映画とは不可分であること(I, M)。法や権力の束縛からは逸脱する映像の力が世界には存在し(G, H)、断たれてしまった歴史を繋ぎとめようとするフィルムに命と真実が宿ること(L, N)。現実と虚構とが混交し、分身の実在を信ぜずにはいられないこと(A, B)、時代や場所を超えて、イメージ同士が互いに反響し存在が揺さぶられること(E, F, O)――映画と人生とが交差する地点に形を成す二重の影によって、多様かつ多彩な生の営みを浮かび上がらせる。
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- 『ショウマン』監督:アルバート&デヴィッド・メイズルス/1963/53分 ●15日15:20 CS
- 『マーロン・ブランドに会う』監督:アルバート&デヴィッド・メイズルス/1966/29分 ●15日15:20 CS
- 『富士山への道すがら、わたしが見たものは…』監督:ジョナス・メカス/1996/24分 ●10日 YC(中央公民館ホール) | 15日18:00 CS
- 『メカスの難民日記』監督:ダグラス・ゴードン/2016/100分 ●15日18:00 CS
- 『ある夏のリメイク』監督:セヴリーヌ・アンジョルラス、マガリ・ブラガール/2016/96分 ●13日17:20 CS
- 『ある夏の記録』監督:エドガール・モラン&ジャン・ルーシュ/1961/86分 ●13日15:10 CS
- 『あの店長』監督:ナワポン・タムロンラタナリット/2014/80分 ●14日10:15 CS
- 『チャック・ノリス vs 共産主義』監督:イリンカ・カルガレアヌ/2015/81分 ●14日12:15 CS
- 『さらばわが愛、北朝鮮』監督:キム・ソヨン/2017/89分 ●12日14:50 CS
- 『アンジェラの日記 ― 我ら二人の映画作家』監督:イェルヴァン・ジャニキアン、アンジェラ・リッチ・ルッキ/2018/125分(特別招待作品) ●16日 YC(中央公民館ホール)
- 『パウロ・ブランコに会いたい』監督:ボリス・ニコ/2018/117分 ●11日19:30 CS
- 『声なき炎』監督:フェデリコ・アテオルトゥア・アルテアガ/2019/85分 ●12日17:10 CS
- 『木々について語ること 〜 トーキング・アバウト・ツリーズ』監督:スハイブ・ガスメルバリ/2019/93分 ●13日20:00 CS
- 『革命の花 ― ヴェトナム・ローズの日記』監督:ジョン・トレス/2017/89分 ●15日13:00 CS
- 『イサドラの子どもたち』監督:ダミアン・マニヴェル/2019/84分 ●
12日19:20 CS14日20:45 CS(振替上映)
- 展示
- ジョナス・メカス「フローズン・フィルム・フレームズ」【入場無料】 ●11日−15日 市民会館小ホール