English

ポスターデザイン


開催ポスターデザイン

 YIDFF 2019 ポスターデザインは、東北芸術工科大学との連携のもと、グラフィックデザイン学科3年生57名の方々に取り組んでいただきました。審査の結果、3年生の佐藤朝香さんのデザインに決定しました。このデザインはポスターはもちろん、公式カタログやチケットなどにも使用されます。


【佐藤朝香さんによるデザインコンセプト】ドキュメンタリー映画は、日常をレンズで切りとって映画作品にすることで、目には映らない彩りを見せるものだと思います。私たちが普段見落としてしまう彩りに気づかせてくれるのです。それらをレンズに見立てた丸い切り抜きから山形で栽培されている花、紅花を実際にのぞかせるようにして制作しました。そこでは太陽の光が強ければ強いほど、光を浴びた紅花の影に映る彩りは鮮やかに見えます。このドキュメンタリー映画祭に来ていただき、ドキュメンタリー映画に触れることによって、何気無い日常の美しさにも目を向けてほしいという気持ちを込めました。


作品募集ポスターデザイン

 YIDFF 2019 作品募集ポスターのデザインは、東北芸術工科大学との連携のもと、グラフィックデザイン学科3年生20名の方々に取り組んでいただきました。審査の結果、3年生の安部ゆいさんのデザインに決定いたしました。


【安部結さんによるデザインコンセプト】ポスターのテーマは「人々の生活を映し出す」です。ドキュメンタリー映画は、役者が決まっている劇映画に比べて、映画の主題に関わる多くの無名の人々が登場します。そこには予想できない瞬間や、人々の繋がりがあります。ありのままを写すからこそ見えてくる日常。一本の映画の中に多くの人が参加して、作り上げられるのがドキュメンタリー映画の魅力だと思います。

 わたしは、この階段が映画のフィルムのように見えました。そしてそこを通っていく人々の姿がまさに、映画へ人々の日常が撮り込まれている様子に重なりました。人々が生活していて、それが自然とドキュメンタリー映画の一部になっていく様子を表現するために、はっきり人がいる、のではなく人の気配がするように気をつけながら制作しました。