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3. インディヘナの人々と



土地を奪われ、資源や富を失い今日まで生きてきた原住民インディヘナの人々。しかし、貧困と圧制に抗して立ち上がり、また伝統的な生活を未来へ継承しようとしてきた人々もいる。そういったインディヘナとともに映画制作も行われてきた。反植民地運動や主権回復運動に貢献する映画を作るだけでなく、インディヘナたちとともに活動してきたコロンビアのマルタ・ロドリゲスとホルヘ・シルバ、さらにメキシコのニコラス・エチェバリアを紹介する。


-チルカレス

The Brickmakers
Chircales

コロンビア/1972/スペイン語/モノクロ/Blu-ray(原版:16mm)/42分

監督、編集:マルタ・ロドリゲス、ホルヘ・シルバ
撮影:ホルヘ・シルバ
提供:Fundación Cine Documental

創造力豊かな両監督によるコラボレーションの第一歩となった本作は、観る者にアクションを呼びかける作品である。コロンビアの首都ボゴタの外れに暮らすレンガ工の一家を追い、その人生と仕事が描かれる。何年も調査を重ねながら、工員と工場主が依然として農奴と主人のような間柄にあり、労働者が貧困を強いられる社会構造を脱構築していく。




-大地、記憶、未来の私たちの声

Our Voice of Earth, Memory and Future
Nuestra voz de tierra, memoria, y futuro

コロンビア/1973−81/スペイン語/モノクロ/Blu-ray(原版:16mm)/110分

監督、編集:マルタ・ロドリゲス、ホルヘ・シルバ
撮影:ホルヘ・シルバ
録音:イグナシオ・ヒメネス、エドゥアルド・ブルゴス、ノラ・ドゥルコフカ
音楽:ホルヘ・ロペス、ヤキーカンドゥル 製作会社:Fundación Cine Documental、ICAIC
提供:Cineminga

神話、詩、そして民衆の記憶。本作はドキュメンタリーとミザンセーヌ(演出)を融合させて、コロンビアとラテンアメリカの地で現代の先住民人権運動が生まれる瞬間――カウカ州先住民族地域会議(CRIC)の誕生、祖先の土地を取り戻すための闘い――を描いている。そして彼らは、服従している状態から、横のつながりを持つ組織へと変化を遂げていくのである。




-マリア・サビーナ 女の霊

María Sabina, Woman Spirit
María Sabina, mujer espíritu

メキシコ/1979/スペイン語/カラー/DVD(原版:16mm)/80分

監督、脚本:ニコラス・エチェバリア
撮影:ゴンサロ・インファンテ
編集:サウル・アウパルト
音楽:マリオ・ラビスタ
提供:IMCINE

メキシコ中部、マサテコ族のシャーマンの女性、マリア・サビーナ。彼女は、キノコや薬草を使って幻覚作用を起こす伝統的な治療を行っている。マサテコ族の伝統療法を丹念に記録した本作は、エチェバリアの代表作のひとつである。



山の木霊

Echo of The Mountain
Eco de la montaña

link インターナショナル・コンペティション審査員参照