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YIDFF '95 インターナショナル・コンペティション

アルバト通りの家

The House on Arbat Street
    監督:マリナ・ゴルドフスカヤ
    ロシア/1993/カラー/16mm/59分

20世紀ロシアで、「アルバト通りの家」に住んでいた人々の話。このアパートは1900年初頭に建てられた当時は裕福で特権階級の家庭のためのものだったが、1917年の革命後は異なった背景をもつ人々のための集合住宅と化してしまい、彼らは否応なしに共同生活を強いられた。歴史的フィルムと「アルバト通りの家」の以前の住人達―何人かは98歳になっている―の回顧録により素晴らしい「家」の話は蘇る。ある住人は「ドアをドンドン叩く音が聞こえて毎日のように誰かが逮捕されていったよ」と語る。ナレーターは言う。「ここ70年の間、ロシア全土がこのアパートのようだったんだ。全くおかしな家族だよ」。監督は'89年の審査委員。