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第18回国民文化祭・やまがた2003 ドキュメンタリー映画フェスティバル

Program 1
ヤマガタ発ドキュメンタリー
(映像制作ワークショップ作品)


映像制作ワークショップ

ドキュメンタリー映画フェスティバルの中の創造プログラム。2002年10月から2003年8月まで約1年にわたって映像制作ワークショップを開催。公募で集まった受講生は学生が大半を占めたが、社会人も加わりグループ制作としてスタート。幾度も合宿や会議を重ねながら、激論、葛藤、講師陣の叱咤激励の果て、ついに7作品が完成した。

*このプログラム内での上映作品はすべて製作年:2003、フォーマット:ビデオ


- てにてに

Hand in Hand

園部真実子、福原悠介、藤村悦洋、北條篤、稙田優子/25分

指圧をする手、指先を噛む手、長年介護を続けてきた手など、手にまつわる3つのエピソードを取り上げ、手を介して生まれる様々なコミュニケーションと心の交流を描いていく。



- Lunch Box


加藤玲子、田中裕介、松浦宣之、森山拓郎/15分

定点観測的な手法にこだわり続けたこのグループが最後に探し出したのはファミリーレストランのボックス席。カメラが移動するたびにボックス席の会話が聞こえてくる。画一化しているはずのファミリーレストランで繰り広げられる会話の中味は実に人生模様そのもの。



- Knock


植松研太郎、近藤陽子、柘植成文/50分

路上や公園で殴り合う男たち。日常の中で生きている現実感(リアル)を確かめるため、拳の痛さで現実を体感する姿を体を張って表現してみせる。殴り合う中で次第に本気になっていく姿は、現場のリアル感を増幅。



- きょくぶしかん

Kyokubushikan

大沼洋美、岡崎詩おり、小川知宏、佐藤奈穂子、高木寿保、村山秀明、矢作喜勇/50分

もうすぐ閉館する映画館と移転のために取り壊されるジャズ喫茶。親子二代で働いた映写技師とアルバイトで支えながら店を続けるマスターの姿に作者たちの想いが重なる。



- 国境を越えて

Beyond Borders

岩淵弘樹、金延勲、菅原恵子、高野耕二/30分

ワークショップからお金は1円も出ないのに勇躍イラクと韓国にでかけてしまった海外組。どんな世界を見てきたのか、そこでどんな自分の姿を見つけたのか。すべては映像のなかで語られていく。



- 元気をくれるから

Because She Cheers Us Up

石川千寿子、伊藤加奈子、北雄太、嶋貫絵美、松本美保、山口学/23分

コンビニで毎日ユニークな買い物をするおばあちゃんがいる。流行モノや最新情報の早さには店の人も舌を巻く。そんなおばあちゃんに映画に出てほしい。手紙に思いを託し、渡してみると、意外にも相手はガードが固くて難攻不落だ……。



- 晩夏ニ踊レ

Late Summer Dance

大島千佳、佐久間春美、伴野さくら、山内晴奈、渡辺京子/30分

祖父母が住む村の盆踊りをテーマにしたこの作品は、民俗学的な考察や村の人々の話を交差させながら、永く村に伝わる盆踊りの尽きせぬ魅力と変遷を浮き彫りにしていく。



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