太陽花(ひまわり)占拠
Sunflower Occupation太陽、不遠
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台湾/2014/中国語/カラー/Blu-ray/120分
監督:太陽花運動映像記録プロジェクト[傅榆(フー・ユィ)、王佩芬(ワン・ペイフェン)、陳育青(チェン・ユィチン)、 蔡崇隆(ツァイ・チョンロン)、蔡静茹(ツァイ・チンルー)、黃兆徽(ホアン・チャオフイ)、李家驊(リー・ジアホア)、李惠仁(リ・ホイレン)、周世倫(チョウ・シィルン)]
編集:太陽花運動映像記録プロジェクト [林楷博(リン・カイポー)、傅榆(フー・ユィ)、 王佩芬(ワン・ペイフェン)、李文鴻(リー・ウェンホン)、 黃懿齡(ホアン・イーリン)、蘇姵諭 (スー・ペイユィ)、 林錦慧(リン・チンホイ)、阿任(ア・ジェン)、 李家驊(リー・ジアホア)、陳嘉惠(チェン・チアホイ)、 李惠仁(リ・ホイレン)、陳詩芸(チェン・シィユン)、 周世倫(チョウ・シィルン)、周語薇(チョウ・ユィウェイ)]
製作:賀照緹(ホー・チャオティ)、蔡崇隆(ツァイ・チョンロン)
製作会社、提供:Taipei Documentary Filmmakers' Union docunion.blogspot.tw
2014年3月18日、中台サービス貿易協定の撤回を求めて学生らが台湾立法院に突入、以後24日間にわたり議場占拠が繰り広げられた。立法院内の議論、床に寝泊まりする日々、NGO団体・学生・支援者らの抗議活動、権力側の暴力への抵抗は膨大な量の映像として記録され、それらは1988年の520農民運動や90年の野百合学生運動とも重ね合わせられる。家族に反対されながら参加した学生たちの声、研究者や警察官の告発……。作品には多くの独立系映像制作者が参加し、様々な角度から占拠を包括的に捉えている。
【監督のことば】若者たちが、通用口から台湾立法院に突入したことで、底なしのブラックホールへの扉が開かれた。民主主義とは、そのブラックホールのように、つかみどころのないものだったのだ。それまで民主主義のシステムを享受してきた世代が、民主主義が奪われようとしていることに気づき、それを取り戻すべく奮闘する。この映画は、若者による太陽花占拠の運動、およびこれら若い運動家たちが、どのように民主主義と正義の価値を再考察したかを追った、涙と笑いの記録だ。
ドキュメンタリー映像作家たちは、「占拠」運動の英雄たちの物語を伝え、彼らが群衆を前にして感じた不安を描き、民主主義に向かいあっていかに無力だと感じたかを明らかにしようとカメラを撮ったのだった。
本作は台北ドキュメンタリー・フィルムメーカーズ・ユニオンにより制作された。同ユニオンは2006年に、ドキュメンタリー映画作家らによって正式に設立された、台湾初の独立系映像制作者の労働組合。制作者の労働基本権を守り、労働基準改善に力を注ぎ、ドキュメンタリー界の発展に寄与することを使命とする。本作は、同ユニオンが支援した初の共同プロジェクト。製作総指揮は賀照緹(ホー・チャオティ)と蔡崇隆(ツァイ・チョンロン)。監督は傅榆(フー・ユィ)、王佩芬(ワン・ペイフェン)、陳育青(チェン・ユィチン)、蔡崇隆(ツァイ・チョンロン)、蔡静茹(ツァイ・チンルー)、黃兆徽(ホアン・チャオフイ)、李家驊(リー・ジアホア)、李惠仁(リ・ホイレン)、周世倫(チョウ・シィルン)。100人以上が本プロジェクトに関わり、資金は主にネットで集められ、3,154人の支援者から寄付を得た。台湾史上最大規模の共同ドキュメンタリー・プロジェクトである。