ポスターデザイン
開催ポスターデザイン
YIDFF 2021 ポスターデザインは、東北芸術工科大学との連携のもと、グラフィックデザイン学科3年生57名の方々に取り組んでいただきました。審査の結果、3年生の熊谷菜瑠美(くまがいなるみ)さんのデザインに決定しました。このデザインはポスターはもちろん、公式カタログなどにも使用されます。
【熊谷菜瑠美さんによるデザインコンセプト】ドキュメンタリー映画は、人間一人一人の生き方を映し出しているものだと思います。映される人はそれぞれ異なっていますが、それは個性であり、人は多種多様であるということを表していると考えました。このポスターのコンクリートの丸いイスにも、様々な色や大きさがあり、この光景は人間の多種多様な面を表しているように思えました。汚れたり色褪せたりしている部分もあり、決してきれいとは言えませんが、長い時間使われ、多くの人に受け入れられてきた様子が感じ取れます。
このように日常の中にあって、人間が作り上げたものが自然に溶け込んで、温かで、時の流れがわかるようなものをモチーフとしました。このイスのように、人間一人一人も互いに受け入れ、認め合えるような光景が、今よりももっと拡がってほしいという想いを込めて制作しました。
作品募集ポスターデザイン
YIDFF 2021 作品募集ポスターのデザインは、東北芸術工科大学との連携のもと、グラフィックデザイン学科3年生65名の方々に取り組んでいただきました。審査の結果、3年生の高山珠名(たかやま すずな)さんのデザインに決定いたしました。
【高山珠名さんによるデザインコンセプト】このポスターのテーマは「ふとした繋がり」です。何気ない場面、時間でも、何気ないストーリーは生まれています。ドキュメンタリーはその意図していない自然な風景を映し出していると思います。そして、作品は見た人に様々な影響を与え、それは人それぞれです。暗い感情や、明るい感情、さまざまな感情を、映画作品同様にこのポスターからも感じとって欲しいです。
写真を対照的なものにしたのは、そうすることで、違うストーリーに見えても、木の幹が繋がっていることで、同じ場所にいた証明、繋がりがあるということを表現しています。木は縦軸を表し、過去から現在へ時間の経過を。また、私たちの歩いている地上が、横軸となり、同じ時間を共有する様々な物事の繋がりを表しています。
また、このご時世ということもあり、そのような雰囲気の中でも、ポスターのこの自然の風景をどこか身近に感じ、たくさんの方々に興味を持って、応募していただけたらと考えます。