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2025-01-21 | 連連影展FAV:韓国の米軍基地村に生きる女性たちを描く3作、一挙上映

 20年以上前、基地村で働き、生活するパク・インスンさんと彼女が描いた絵「わたしとフクロウ」に出会ったパク・ギョンテ監督。その後、キム・ドンリョン(同じく基地村の女性たちを描いた『アメリカ通り』を監督)とともに、パク・インスンさんを主人公に撮影し続け、『蜘蛛の地(2013)、『妊娠した木とトッケビ』(2019)を共同監督した。 ※基地村:米軍基地の周辺の性産業やバー、クラブなどが集まった地域。

 今回の上映会は、両監督が「山形ドキュメンタリー道場7」のメンター(講師)として来日する機会に実現した。このアーティスト・イン・レジデンス事業では、新作の編集に取り組むアジアの映像制作者が、山形の温泉地に長期滞在しながら、国際交流を通して切磋琢磨する。これまで『絶唱浪曲ストーリー(監督:川上アチカ)『骨を掘る男』(監督:奥間勝也)『どうすればよかったか?(監督:藤野知明)など20本以上のドキュメンタリーを世に送り出している。

連連影展FAV
韓国の米軍基地村に生きる女性たちを描く3作、一挙上映
キム・ドンリョン、パク・ギョンテ監督を迎えて

25日[水]
 14:00
わたしとフクロウ監督:パク・ギョンテ/韓国/2004/90分
ソウルの北、議政府(ウィジョンブ)の米軍基地で暮らす「セックスワーカー」の女性たちの日々の暮らしや葛藤を描く。米軍基地周辺で働く女性をサポートするグループ〈トゥレバン〉を通じて監督が出会った、主人公のパク・インスンさん作の絵「わたしとフクロウ」が映画のモチーフとなっている。

 15:40
蜘蛛の地監督:キム・ドンリョン、パク・ギョンテ/韓国/2013/150分/YIDFF 2013 インターナショナル・コンペティション特別賞 link 監督インタビュー
取り壊しが決まっている、基地村の旧歓楽街で働いていたパク・インスンさんを含む3人の女性たち。彼女たちが語り/語らない/語れない、記憶の世界を、フィクションも取り入れながら描く。トラウマ、喪失を手掛かりに、ひっそりと消えゆく空間と個の歴史を立ち上がらせ、記憶の忘却に抗う。

 18:30
妊娠した木とトッケビ監督:キム・ドンリョン、パク・ギョンテ /韓国/2019/115分
廃墟と化しつつある、米軍基地村の歓楽街に住み続けるパク・インスンさん。一時的に暮らしたアメリカ生活で失った娘を探しながら、記憶と語りが現実と虚構を行き来する。前作に引き続き、パク・インスンさんとの共同作業によって、彼女の悪夢、基地村の亡霊を物語にした。

 20:50−21:30
キム・ドンリョン監督、パク・ギョンテ監督トーク

[会場]CINEMA Chupki TABATA(東京都北区東田端2-8-4 マウントサイドTABATA)
[料金]1回券1,500円、3回券4,000円
[定員]各回20名(申し込み優先)
[申し込み方法]
以下のフォームからお申し込みください。
申し込みフォーム
[主催]連連影展FAV
[共催]アカリノ映画
[協力]
CINEMA Chupki TABATA、イメージフォーラム・フェスティバル、認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭、ドキュメンタリー・ドリームセンター、ふぇみん
[問い合わせ]e-mail: fav.renren@gmail.com

詳しくはこちら 連連影展FAV Webサイト:「韓国の米軍基地村に生きる女性たちを描く3作、一挙上映」