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貸出作品リスト:フィルムライブラリー・コレクション


※監督の下段のデータは、製作国/製作年/使用言語/色/フィルム種別(35mmの場合のスクリーンサイズ)またはビデオ(ビデオフォーマット)/上映時間/字幕
※以下、作品タイトルをクリックすると、より詳しい作品情報がご覧いただけます(一部除く)


青年の海 ―四人の通信教育生たち―

Sea of Youth
監督:小川紳介
日本/1966/日本語/モノクロ/16mm/56分/英語字幕あり/山形県内上映のみ(県外上映についてはお問い合わせください)

小川紳介監督第一作。文部省の大学通信教育制度の改定を巡り、4人の通信生が反対闘争に立ち上がる。彼らは闘争のなかで、なぜこんなに苦労して学ばなければならないのかを自問し、悩みながらも決して留まることがない。4人の青年とスタッフの青春が、奇跡のように溶け合った真の意味での「青春映画」。

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日本解放戦線・三里塚の夏

Summer in Narita
監督:小川紳介
日本/1968/日本語/モノクロ/16mm/108分/英語字幕あり/山形県内上映のみ(県外上映についてはお問い合わせください)

成田における新東京国際空港の建設は周辺住民の同意を得ないまま公団によって始められようとしていた。農民を援護する学生たちが立上り、スタッフは映画班として闘争の最前線で、農民や学生と行動を共にしながら向かってくる機動隊や公団の顔を捉える。日本ドキュメンタリー映画の方法論を根本的に変化させることになった「三里塚」シリーズ第一作。

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映画作りとむらへの道 

Filmmaking and the Way to the Village
監督:福田克彦
日本/1973/日本語/モノクロ/16mm/54分/英語字幕あり/山形県内上映のみ(県外上映についてはお問い合わせください)

小川プロダクションの運動の一端を紹介するために『三里塚・辺田部落』(1973年4月完成)を撮影中の小川プロを、当時スタッフであった福田克彦監督が記録した映画。『三里塚・辺田部落』の最後の撮影から編集に至る1972年11月から翌73年1月にかけて撮影された。

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映画の都

A Movie Capital
監督:飯塚俊男
日本/1991/日本語/カラー/16mm/98分/英語字幕あり/山形県内上映のみ(県外上映についてはお問い合わせください)

1989年10月10日から15日まで開催された「山形国際ドキュメンタリー映画祭'89」の記録映画。映画祭がどのように準備されていくかを記録するために撮影が開始され、主として世界中から集まった参加者へのインタビュー、関連するフィルム、映像の断片などで構成されている。1989年は、天安門事件とベルリンの壁崩壊の年であり、この作品は映画祭自体を記録しただけでなく、その時代の精神に満たされた映画となった。小川紳介ほか編集。

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雪国

Snow Country (Yukiguni)
監督:石本統吉
日本/1939/日本語/モノクロ/16mm/40分

この作品は、山形県新庄村(当時)で数カ月に及ぶ長期ロケを敢行して撮影された、日本におけるドキュメンタリー映画の記念碑的存在である。雪と人間との生活的苦闘、さらに雪害を少しでも克服しようと様々な対策に取組み、たゆみない努力を続ける雪国の人々の生態を記録し、雪害対策の重要性を社会問題として提起した。

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イマジニング・インディアン

Imagining Indians
監督:ヴィクター・マサエスヴァ
アメリカ/1992/英語/カラー/16mm/79分/日本語字幕あり

ここ何年もの間、アメリカ先住民のオブジェや彫刻、儀式といったものは、それらが太古の昔にもっていた聖なる価値を失ってしまっていると言われている。先住民をモチーフにしたあらゆるものが商品化され、外部に流布していく。この作品は、先住民神話が商品になるとき起きる問題に焦点を当てている。

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ロンドンスケッチ

London Brief ('97 FIPRESCI特別賞)
監督:ジョン・ジョスト
アメリカ/1997/英語/ビデオ(Betacam、DVCAM)/91分/日本語字幕あり

この作品は1997年、ロンドンでの短い滞在をまとめたものである。20世紀も終りにさしかかった大都市における現代の暮らしを印象派的なスタンスで見てみる。〈この傑出した作品は、大きな都市における個人、そして現代社会における個人の感情を、見事に表現しています〉(FIPRESCI賞審査員コメントより)

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思いやりの話

How to Behave
監督:チャン・ヴァン・トゥイ
ベトナム/1986/ベトナム語/カラー/35mm(1.33)/45分/日本語字幕あり

ベトナムにおいて独自のペレストロイカを試みた時代に作られたドキュメンタリー。一見すると市民の生活の仕方と、個人の道徳観念について描く映画であるが、この表面上のテーマは監督の真の意図を隠している。その意図とは、現在におけるありのままの国の状態(貧困により絶望状態にあり、ほとんど勢力を失った国)をみせることだ。

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満山紅柿 上山 ― 柿と人とのゆきかい

Manzan Benigaki
監督:小川紳介+彭小蓮(ぺン・シャオリン)
日本/2001/日本語/カラー/16mm/90分/英語字幕あり/山形県内上映のみ(県外上映についてはお問い合わせください)

小川紳介監督が残したフッテージ(『牧野物語・紅柿編』として撮影)と構成メモを元に、中国の彭小蓮監督が追加撮影、まとめあげた作品。上山の紅干柿の全行程を、丁寧にしかも艶やかに描いている。また紅干柿のための道具、用具を発明、生産している人々や、「柿商い」を営むおばあさんの語り口、姿を魅力的に映し出している。全体を通して、紅柿というささやかな、しかし不思議にチャーミングな生きものと、この地(上山)の人々が行き交いつつ生きる世界を描く。