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日本パノラマ

羽のある瑕

An Error with Wings
- 日本/1999/日本語/カラー/16mm/38分

監督・脚本・編集・ナレーター:荒牧亮子
撮影:岩井天志
録音:林智明、荒牧亮子
音楽:坂本司、荒牧佐智
提供:荒牧亮子
〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1-6-31-202
E-mail: ryo-ko@pp.iij4u.or.jp

“どうやら現在、自分は生きている。その証拠に、お腹は空くし、寒気もするし、怪我もするし、排泄もする。わたしが死んだ日、日記帳のページに書かれていたことは、こんな風だった。「わたしの命日には、何人かの愛しき人々が、わたしについて語ってくれるに違いない。」” 6つの記憶のエピソードと6人のインタビューで構成された極私的世界。



【監督のことば】わたしたちは、記憶と共に生きている。
今までの経験を記憶しているから、わたしたちは生きてゆける。
『羽のある瑕』を製作中、ずっとそう思っていた。
けれどもこの頃、記憶だけではない、と思う。
わたしたちは、他者と共に生きている。
他者を意識せずには、いられない。
今度は〈絶対的他者〉についての映画を創っている。

 

- 荒牧亮子

1975年生まれ。武蔵野美術大学短大デザイン科卒業後、多摩美術大学芸術学科映像コースに入学、品田雄吉氏、鈴木志郎康氏らに師事。他の作品に『P49』(1996)、『陰を射った男』(1997)、『回転木馬』(1997)、『鎖骨の下の』(1998)がある。『鎖骨の下の』がイメ−ジフォ−ラム・フェスティバル1999で審査員特別賞を受賞、韓国、フランスの映画祭や香港国際映画祭(2001)にて上映される。現在、次回作『少年の匂い』を製作中、傍ら季刊誌「Action Directe(Fuzz改め)」にエッセイを連載している。


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