2015-01-17 | | | 新年のご挨拶 |
新しい年となりました。皆様方におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。
例年よりも早い雪の訪れに戸惑いつつも、厳しい冷え込みに首をすくめる毎日を送っている山形ですが、のんきに寒さに耐えているばかりにもいきません。今年は山形国際ドキュメンタリー映画祭2015の開催の年です。この年明けから、いよいよ様々な開催準備が本格化していきます。
14回目を迎える今年の映画祭がどんな姿になるのか。残念ながら、今のところは明確な形を持たないアイデアの集合体としか言いようがありません。しかしこれまでを振り返ってみると、この時期に世界中から続々と集まってくる応募作品と徹底的に向き合い、みっちりと時間をかけて思考を錬成していく過程があったからこそ、その年の映画祭の核となるものが生み出されてきたのではないかとも思えます。二つのコンペ部門は勿論のこと、各種の特集プログラムも同様です。映画祭開催に向けた、より具体的なイメージを作っていくのはまさにこれからであり、今、この自由に飛躍した思考の渦に身をまかせている状態がとても重要なのだと感じます。上映作品の詳細、特集プログラムの全容、参加ゲストなど、いわば映画祭の顔とも言うべきその目鼻立ちが整うのは盛夏ごろとなる予定です。焦りは禁物。皆様、気長に、そして何より楽しみにお待ちいただけたら幸いです。
さて、今年度(事業年度)も残すところあと2ヶ月ほどとなりました。この年度替わりに向かう現在、山形国際ドキュメンタリー映画祭を私たちと一緒に支え応援していただける、当法人の正会員・賛助会員の募集活動を行っております。質、量ともに充実した山形映画祭を継続して開催していくための一助として、皆様からのご支援をお待ちしています。
一歩、また一歩と、映画祭を作っていく私たちの現場は熱を帯びつつ確かな足取りを刻んでいます。10月8日から15日までの8日間、映画にどっぷりと漬かる充実したひとときを皆様にお楽しみいただくために事務局一同尽力してまいります。本年も山形国際ドキュメンタリー映画祭を、どうぞよろしくお願い申し上げます。