2007-04-04 | | | 金曜上映会のお知らせ〈4月−5月〉 |
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室を中心に上映会を開催しています。ライブラリー収蔵作品を含むドキュメンタリー映画など映画館やテレビ・ビデオなどではなかなか見る機会が少ない作品を中心に上映します。※4月から参加システムが変わります。
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会
- ●4月13日[金]…〈旅する視線――アメリカ〉
14:00(1回のみ上映) - 『ルート1』監督:ロバート・クレイマー/フランス/1989/英語/カラー/35mm/255分/YIDFF '89 インターナショナル・コンペティション山形市長賞
■10年ぶりにアメリカに戻ったロバート・クレイマー監督と友人が、ルート1(国道1号線)を旅するアメリカン・ロード・ムーヴィー。閑散とした風景のなかで出会う人々が、アメリカの象徴なのか、実在する人物そのものか見分けがつかないが、同行者となった観客は、その顔をいつまでも覚えているに違いない。
- 19:00(1回のみ上映)
- 『プレーントーク&コモンセンス』監督:ジョン・ジョスト/アメリカ/1987/英語/カラー、モノクロ/16mm/117分/YIDFF '89 インターナショナル・コンペティション
■監督はこの自作を“エッセイ”と呼ぶ。この作品は「アメリカ的なもの」を広範囲に引き出し、フォークロアからアメリカ社会、政治学的な思想の詩的表現、アメリカの言葉の歴史、さらに企業の宣伝や統計調査へと目を向けながら、現代アメリカの状況への問いかけがなされていく。
●4月27日[金]…〈日本映画と戦後〜過ちの巻〉
14:00、19:00(2回上映)- 『風の中の牝鶏』監督:小津安二郎/出演:田中絹代、佐野周二、村田智英子、笠智衆/日本/1948/モノクロ/16mm(原版35mm)/100分
■終戦後の東京。苦しい生活を続けながら戦地から帰る夫を待っていた時子(田中絹代)は、幼い息子の入院費のため自分の身を売ってしまう。『長屋紳士録』(1947)に続く、小津監督の戦後第2作目。
●5月11日[金]…〈旅する視線――パレスティナ、イスラエル〉
14:00(1回のみ上映)- 『ルート181』監督:ミシェル・クレフィ、エイアル・シヴァン/ベルギー、フランス、イギリス、ドイツ/2003/アラビア語、ヘブライ語/カラー、モノクロ/ビデオ/270分/YIDFF 2005 インターナショナル・コンペティション山形市長賞
19:00(1回のみ上映)- 『ハッピー・バースデー、Mr. モグラビ』監督:アヴィ・モグラビ/イスラエル、フランス/1999/ヘブライ語、アラビア語、英語/カラー/16mm/77分/YIDFF '99 インターナショナル・コンペティション優秀賞
●5月25日[金]…〈日本映画と戦後〜雷おやじの巻〉
14:00、19:00(2回上映)- 『破れ太鼓』監督:木下惠介/出演:阪東妻三郎、村瀬幸子、森雅之、木下忠司、大泉滉/1949/モノクロ/16mm(原版35mm)/108分
■雷おやじの軍平の横暴ぶりに愛想をつかした家族は、次々と家を出ていってしまう。残された軍平は……。
金曜上映会 6月以降の予定作品
- ●6月8日[金]…『風とゆききし』
- ●6月22日[金]…『伴淳・森繁の糞尿譚』
- ●7月13日[金]…〈ヤマガタから生まれる映像作家たち〉
- ●7月27日[金]…『私が棄てた女』
- ●8月10日[金]…『近松物語』
- ●8月24日[金]…『ある映画監督の生涯〜溝口健二の記録〜』
- ●9月14日[金]…『水没の前に』
- ●9月21日[金]…『映画の都――山形国際ドキュメンタリー映画祭'89』
※上映作品が急に変更の場合があります。遠方の方はご来場前に番組をご確認ください。
※金曜上映会についてはこちらをご覧ください。
[会場] 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室
会場地図
[料金] 鑑賞会員無料(年会費3,000円 当日入会可)、当日会員(当日1回のみ)1,000円
[主催] NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
[問い合わせ] phone: 023-666-4480(映画祭事務局)