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ドラマティック・サイエンス! 〜やまがた科学劇場〜
  • 科学という芸術:ジャン・パンルヴェの愉快な世界
  • サイエンスの胎動:ドイツ・ウーファ社文化映画選
  • 生命のコスモロジスト:樋口源一郎の100年
  • 日本傑作選1:見る・知る・わかる!
  • 日本傑作選2:天然の美
  • 日本傑作選3:生きものの記録
  • 日本傑作選4:宇宙大作戦!
  • 日本傑作選5:身の回りの科学
  • H program 日本傑作選5:身の回りの科学



    私たちの日常にも科学的なスクープが! 現代社会で、そして人の身体の中で、こんなドラマが繰り広げられているとは……意外と知らないことがまだまだたくさんあることに驚かされる4作品。


    - 潤滑油

    Lubricating Oil

    日本/1960/日本語/カラー/35mm/25分

    演出:竹内信次 脚本:吉見泰 
    撮影監督:小林米作 撮影:加藤和三、長谷川博美、豊岡定夫
    音楽:池野成 解説:杉山真太郎 
    製作:岡田桑三 企画:丸善石油(現・コスモ石油)
    製作会社:東京シネマ 
    提供:東京シネマ新社、東京国立近代美術館フィルムセンター

    製鉄所の圧延ロールや飛行機のジェットエンジンなどで「摩擦と戦う」潤滑油を迫力満点に描いたスペクタクル科学映画。重厚な機械を油が包んでいく様子は官能的ですらある。端正な画面設計、壮大な音楽も魅力的なカルト作。



    - こわす

    Destruction

    日本/1973/日本語/カラー/16mm/27分

    演出、脚本:定村武士 撮影:平野光徳、秋山泰宏
    音楽:柳沢剛 解説:和田篤 製作:原正次、石川茂樹
    製作会社:学習研究社 企画:科学技術庁(現・文部科学省)
    企画、提供:日本科学技術振興財団

    人間の歴史は「作る」と「壊す」の繰り返し……という観点で、ミクロからマクロまで様々な「こわす」現象を探っていく。科学技術庁が毎年製作したサイエンス・エッセイシリーズの1本で、ウィットに富んだ語り口が特徴。



    - ものとその重さ

    Things and Their Weight

    日本/1969/日本語/カラー/ビデオ(原版:16mm)/21分
    (科学教育映画体系 物理編 力学シリーズ)

    演出:後藤一郎 脚本、製作:牧衷
    撮影:関晴夫 実験:深田三郎 ナレーター:山田幸子
    製作会社:岩波映画製作所 提供:岩波映像

    物にはすべて重さがあり、その重さは姿や形が変わっても不変である……この命題をクイズと実験で理解させる“観客参加型映画”。「科学教育映画体系」は、授業で活用するためにあえて映写をストップさせる構成も面白い。



    - 胃 ―巧妙な消化のしくみ―

    The Stomach: The Elaborate Mechanism of Digestion

    日本/2006/日本語/カラー/ビデオ/14分

    演出:玉井潤 構成:武田純一郎
    脚本:川村智子、玉井潤 撮影:林正浩、石井董久、北原幸夫
    研究:富田勉、石崎美知子 CG:永田雅己
    解説:伊藤惣一 製作:武田純一郎、西弘士
    企画:あすか製薬 製作会社、提供:アイカム

    いつも強力な酵素や胃酸で食物を消化している胃は、どうして自分自身を消化してしまわないのか? 毎日お世話になりながら意外に知らなかった胃のメカニズムに迫る、目からウロコの異色作。鑑賞後は必ずお腹が空きます。