2001-07-31 | | | 上映会のお知らせ〈8月〉 |
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会
- 8月10日[金] ……〈満蒙開拓の記録/拓務省作品集〉
昼2時〜、夜7時〜上映 - 『満蒙開拓・青少年義勇軍』指導拓務省/監修満州移住協会、満洲拓植公社
『興亜の礎』製作国策文化映画協会/指導拓務省/撮影高城泰策
『展びゆく開拓団』指導拓務省/構成恒吉忠康/撮影日向清光
『我等は若き義勇軍』1940
『御稜威に副はん』製作拓務省
■戦前、満州農業移民を奨励のため積極的に製作された拓務省作品群。拓務省は植民地統治・移植民などに関する行政をつかさどった官庁。1929年創設。1942年に東條内閣が東アジア・東南アジアとその周辺地域の政務を扱うため設置した大東亜省に編入、敗戦後の1945年8月廃止になった。8月4日の「まちかどシネマ」でも作品上映や満蒙開拓団に関するシンポジウムなどを予定。あわせてご覧ください。上映作品が一部変更になる場合もあります。
8月24日[金] ……〈ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス監督特集7〉
昼2時〜、夜7時〜上映- 『第三の岸辺』1993/ブラジル/監督・脚本ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス/原作ジョアン・ギマランエス・ローザ/出演イラ・サン・パウロ、ソニヤ・サウリン/98分
■少年ジョルジョの父は家族を捨て、あてもなくカヌーで河に漕ぎだす。もう二度と岸には戻らないと決心して…。歳月が経ち青年となったジョルジュは父がまだどこかで生きていると信じていた。ブラジルの文化、政治、社会を描く実験的作品。ドス・サントス特集の最終第7弾。
●上映作品が急に変更の場合があります。遠方の方はご来場前に番組をご確認下さい。
[会場] 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室 →会場地図
[料金] 会員無料、半年会費1000円
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
※金曜上映会についてはこちらをご覧ください。
まちかどシネマ 8月の会場は 山形市南部公民館
- 8月4日[土]……〈特集・満蒙開拓団と映画〉
- 15:00〜 『冬の移住地』『鋤の光』『明け行く農村』
- 17:30〜 シンポジウム《「満蒙開拓団」について》
- 参加者:牧野守(日本映画史研究)、清川紘二(「満蒙開拓団」調査研究会会長)、飯塚俊男(映画監督)、劉含發(満蒙開拓研究者)
- 19:00〜 『作品未定』
- ■戦前、満州農業移民を奨励のため積極的に製作された数多くの作品群。これらの作品に描かれた「満州=希望の土地」というイメージは、結果として数多くの人々を満州へと導くことになる。海を越えた約30万以上におよぶ人たちがどのような辛酸を味わったのか…。中国残留孤児など多くの悲劇を生み出すもとともなったこれらの作品を見直し、映画が当時の人々に及ぼした影響などを考える。
(8月11日の金曜上映会もあわせてご覧ください)
[会場] 山形市南部公民館(山形市小荷駄町7−110)※市立図書館隣り
[料金] 500円(当日券のみ)※中学生以下無料、映画祭友の会会員無料
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
[お問い合わせ]
山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会事務局
phone: 023-666-4480
e-mail: info@yidff.jp